先週火曜日のヨガの後、夫とお邪魔しました。

『松尾』。
伊賀・・・いや、三重県を代表するお蕎麦屋さんです。
前回お邪魔したのは、1年以上前の、去年の3月24日。
そう、私の誕生日であり、今は亡き愛猫のアビの病気が発覚した日でもありました。
動物病院でアビがCTを撮られている待ち時間に、近くの『松尾』で昼食をとったのでした。
以来、何となく足が向かなかったというか・・・気づいたら1年2ヶ月以上経っていました。
この日ここに来る気になったのは、やや心が落ち着いたからかもしれません。
そして1年以上ぶりだというのに、いつもと同じように笑顔で会釈してくださるご店主。
嬉しいです。


注意書と冷そばの品書き。
注意書きは、「天麩羅、蕎麦がきは調理の際に時間がかかりますので、御了承下さい」というもの。


温そばと一品物。
M子は天麩羅大好きなので、最初はここで天麩羅をいただいたのですが、蕎麦と汁の美味しさに瞠目し、以来、『かけ』と『ざる』一筋。
本当は『揚げそばがき』も大好物なんですが、なかなかそこまで行き着きません。


夫とM子、それぞれ一人前ずつ注文の『かけそば』650円。
見た目からして美しいのです。
一年ぶりということもあってか、味わいもひとしお。
心の奥にまで染み渡るような味わいです。
関東のものとは、まったく違う出汁・・・本当に「香る」んですよ。


この時期ながら、コシも強くぬめる蕎麦。
いつも思うのですが、これで十割って信じられません。
それをさらに感じるのが、


『ざるそば』650円。
妖しくぬめっています。
ともすると切れやすい蕎麦粉を、どうしてこんなに濡れ濡れとのどごし良く打つことができるんでしょ。
そして喉を通った後の蕎麦の香り!
奥のつけ汁も、甘さが独特で、口に入れた瞬間、「あ、松尾の味だ」とわかります。


しかし『並』を注文したはずなのに、なんとなく量が多いような・・・。
夫はダイエット中のため数口しか食べなかったので、私が嬉しく残りを食べていると、ご店主がチラチラとこちらを見ています。
何かな~、夫と話したいのかな~、と思いつつ、美味しく完食。
すると、
「奥さん、全部食べたの!?」とご店主。
聞くと、私たちが最後のお客だったので、残っていた蕎麦を、全部出してくれたそう。
で、旦那さん(夫)が食べると思っていたのに、奥さん(私)がほとんど食べたので、びっくりしたんですと。
だから量が多かったんだ・・・。
しかし何度も、「奥さん、全部食べちゃったの!?」と言われ、やや恥ずかしかった・・・。
だって美味しいから、いくらでも入るんだもん。
とは言え、嬉しかったです!
ご馳走様でした[#IMAGE|S58#]
そば 松尾
住所 伊賀市千歳226-2
TEL 0595-22-0546
営業時間 11:30~14:30
       17:00~21:00
定休日 水曜日