今更なんですが、昨年12月にお邪魔した『朔』の記事を。
ここはなるべく記録に残さないとと。
この記事を書いていた1月半ばに、父がコロナに感染して半月ほどで他界し、そこからは手を付けられなくなっていたので。
あれからもう、半年近く経つのですね。

 

鹿のオブジェがお出迎え。
今回は家族で。
娘がこちらのお店が大好きで、予約が取れたと言うとうきうきと帰ってきました。

 

ぶどう酵素とみかんのジュース。
いつも、最初の一杯で胃が広がる感じがします。
食欲が開放されるというか。

 

前菜。
いつもながら美しいです。
器などに暖色を取り入れることで、温かみを感じます。

 

さざえの器に入っているのは、鳥羽産さざえ・八知玉こんにゃく・蓮根・さつまいも・柿・里芋。
冬の季節を感じる食材。
それらの味わいがそれぞれを生かしています。

 

小松菜としめじと茄子の吉野仕立て。
上に乗ってているのはネギと生姜。

 

冬瓜と原木椎茸を鰹出汁と味噌、醤油で和えたもの。
しみじみと滋味深い味わいです。

 

紀伊長島のクエ。
めちゃくちゃ熟成されて旨味が乗っています。
こんなに美味しくていいの?・・・と不安になるほど。

 

とどめは春菊豆腐。
見た目はよもぎ麩のようですが、食感が全然違います。
口の中でとろりととろけるのですが、めちゃ熱々!
これは驚きの味わいです。

 

美杉のあまごは1時間以上かけてじっくり炭火焼き。
なので水分が綺麗に抜けて、旨味の塊になっています。
すごい・・・。

 

これは、もうね、おかしいですよ。
香良洲のスズキに自然薯のすり流し、中には餅とカブ、日野菜、青パパイヤ、スズキの白子。
更に鈴木牧場のモッツアレラチーズ、柚子を添えて。
何なんですか、この完成されたバランス。
この美味しさ。
なんかもう、表現することを放棄させる味わいなのです。

 

こちらでは初めて!
猪です。
以前、「娘に美味しい猪を食べさせたい」と言ったのを覚えていてくれたのかな。
背ロースは甘さを感じる脂が乗っています。
焼いたりんごがお肉とよく合います!
娘、感動していました。
良かった。

 

おこげサクサクのご飯。

 

昨年から登場した、鹿のしぐれ丼!
歯がいらないくらいホロホロになった甘辛い鹿肉が、ご飯泥棒状態。
お腹いっぱいでも食べられます!

 

最後はニッキと豆乳のゼリー。
ニッキの風味で胃がさっぱり。
もう一巡食べられそうです。

ご馳走様でした(*^^*)

 

日本料理 朔
住所 三重県美杉町八知3541
TEL 080-6928-3939
営業時間 11:30〜16:00
     ランチタイム 11:30〜と13:15〜の2回
定員 各回6名様まで(完全予約制)
価格 6600円(税込み)のお任せコース 
定休日 水、木、金曜日(詳しくは、HPの予約表のページをご覧下さい)