過日、関宿の『工房jikonka』で開催された『植物の力展』にお邪魔してきました。
藍染工房の見学と。

 

『朔』の沓澤佐知子さんによる陶芸展。
この日は『植物の力』ということで、植物からできたお皿なども展示・販売していました。
どうにも、佐知子さんの器は、私の心をつかみます。

 

染見学と器の世界を堪能したら、出張『朔』のお料理。
おしぼりは藍染めしたもので、持ち帰ることができます。

 

まずは台湾のお茶。
清々しくて、とても良い香り。

 

じゃがいものスープ。
バルサミコ酢とレモンの香り。
口当たりがなめらかで、薄めの味付けで素材の味が生きています。
冷たくて美味しい・・・!!

 

いつもながら美しい、『朔』の一皿。
この日は、前菜と主菜が一緒になったワンプレートのようでした。

 

伊勢アワビの艶煮 木の芽味噌バジル風味
サワガニ
とうもろこし豆腐

 

右奥に見えるのは、うなぎの枝豆焼き 木の芽味噌。
宮川の稚鮎白扇揚げ
緑は田ぜり
左は佐知子さんの器に、茄子のオランダ煮。
シークワーサーと胡椒風味。
これが何度いただいてもとろけるような味わい。
何度でもいただきたい一品。

 

手前の柿の葉寿司は、美杉のアマゴを昆布締めにしたもの。
圧巻の美味しさ。
食べ終わりたくありません。

 

オクラとミョウガの生姜ゼリー寄せ、雲丹きんとんとパッションフルーツ。
これは食べた瞬間、声が出ました!
どうしてこんな組み合わせを思いつくの!?
雲丹とパッションフルーツ!
ゼリー寄せの鮮烈さ!
これはすごいです。
すごいと言ったら、真ん中の一品もすごいです。
伊勢湾の甘鯛、あさり、はまぐり、アカシャエビの出汁が詰まったアクアパッツァ。
旨味がすごすぎて、悶え苦しむほど。
この濃厚な海の旨味を永遠に味わっていたい・・・そんな気持ちにさせられます。
そして左は美杉の古田さんが獲った鹿肉。
ブルーベリーソースで、フレンチを食べている気分。
が、上のシシトウだと思っていたものが、どうやら万願寺唐辛子だったようで、辛くてこれまた悶絶しました。

 

締めは自家製米と自家製味噌の味噌汁、そして自家製漬物。
さすがにこの日は羽釜で炊いたご飯ではなかったので、食感が少し違いますね。

 

鹿肉のしぐれ煮丼。
これは最強です。

 

デザートはアガーで固めた黒蜜とニッキのゼリー。

 

甘酒で炊いたあんこで雑穀とキビを包んだもの。
しみじみと美味しかったです。

とはいえ、これは『朔』のパイロット版というべきかしら。
『朔』の真髄を味わいたい方は、ちょっと足を伸ばし必要がありますが、ぜひ、美杉町のお店に来てほしいです。

 

この日購入した酒器と盃。
とても素敵で、お酒をより美味しく感じられます。

ご馳走様でした(*^^*)

 

工房jikonka
住所 三重県亀山市関町木崎250-1
TEL&FAX | 0595-96-1805

 

日本料理 朔
住所 三重県美杉町八知3541
TEL 080-6928-3939
営業時間  11:30〜と13:15〜の2回
定員 各回5名様まで(完全予約制)
価格 6600円(税込み)のお任せコース 
定休日 水、木、金曜日(詳しくは、HPの予約表のページをご覧下さい)

FacebookTwitter共有