『和洋喫茶レモンの木』の夜。

何故か私は、愛する『やまき』にいました。
本来なら、夫がここにいるはずなのです。
ちょっと話が長くなるので、ここからは興味のある方だけ聞いてください。
終わったら、点線で〆めます
私の父の弟である叔父は、神奈川県にてスーパーマーケットを経営しています。
そのため全国各地の食材に興味があり、もちろん三重県の食材にも興味深々。
上京の折にそんな話をしていたところ、夫と意気投合し、三重の食を堪能しつつ案内することに。
そして6月26日。
叔父と(元会長である)私の父が三重に到着しました。
が。
この1週間ほど前から、夫が人生初の『痛風』を発症。
右足がパンパンに腫れ、激痛が走ること1週間。
ようやく痛みが和らいできたところ。
なので、一緒にお酒を飲むなんて不可能です。
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というわけで娘m子を夫に任せ、私がお接待役と相成ったわけです。
しかも今晩はホテルを予約済み。
久々に心置きなく、存分に飲み食いさせていただきました。


まずはお造り。
鰹、カンパチ、〆鯖、牡丹エビ。
鰹がムッチムチです。


是非モノの『白子豆腐』。
母の大好物なのを知っている父は、見ると泣いています。
タラとイカの白子と言っていたような・・・。


白魚と百合根の天麩羅。
いつも思うのですが、何気に三つ葉が良い仕事をしているんですよね。


『松阪肉の塩焼き』。
三重にお客様を招いたからには、これだけは外せません!
全然関係ありませんが、若かりし頃鮮魚部門にいた叔父は、このキュウリの飾り切りができるそうです。
いきなり自慢されました。


いつより分厚いよ、やまちゃん!
フライパンではなくロースターで焼いているため余分な脂が落ち、かつその脂の煙でややスモークされたかのような風味。
肉汁の副流煙的な!
そして中は温かく、しかし赤く!
したたり落ちる肉汁は、どこまでも芳醇な味わい・・・。
最近めっきり『霜降り肉』が食べられなくなったM子ですが、ほどよく脂が落ちたここの牛肉なら、一枚全部食べられそうです!
ていうか、これとご飯と赤出汁とお漬物があったら、パーフェクトな素敵ランチですよ!
ああ、一度で良いからやってみたい。


超興奮した後は、鱧の山椒焼き。
もしかしたら料理名は違ったかも。
蒲焼き的な味付けなんですが、さすがの鱧。
「夏のふぐ」とでも呼びたい味わいです。
関西方面に越してきて良かった、と思います。


ここにきて重量級の『牛舌味噌煮』でございます。
これも塩焼きと同じく、ご飯とともにかっこんでみたい衝動に駆られます。
タンモト部分はサシが入り、噛むとほろほろと崩れるほど。


出汁を味わうための『蕎麦生麩蟹あんかけ』。
出汁の旨味と蕎麦生麩のカリネチッとした食感を楽しんでください。


〆はもちろん『辛みおろし蕎麦』。
父はここでお腹もいっぱいにして、ホテルに帰りたいそうです。
熱々の海老天と冷たいお蕎麦のコラボを味わいました。
ご馳走様でした[#IMAGE|S58#]
やまき
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