今年の2月くらいにオープンしたお店です。
そのときのチラシを未だにとってあるほど、行きたかったお店です。

『竹屋牛肉店』です。
焼肉屋さんなのですが、チラシを見ると「刺身」つまり「生肉」が充実していました。
生肉を腹一杯いただきたい・・・M子の夢です。
店内は焼肉屋さんのイメージを覆す、シックな内装。
インテリアシッョプで二十数万だった照明に、玄関でお出迎えされました。


ランチメニュー。この他に焼肉御膳がございます。
焼肉屋さんで、ランチのメインがハンバーグって珍しいですね。
普通のメニューも注文できますが、まずは無難にランチから。
いきなり生肉を注文するのは危険ですからね。
もちろんM子は『Bランチ 松阪牛トロハンバーグ(一日10食限定)』です。
細かくて読めないでしょうが、
「ゼラチン質たっぷりの松阪牛を100%使用したハンバーグです(中略)焼き加減をレアかミディアムにお選びいただけます」とのこと。
もちろんレアでお願いいたします。


松阪牛を一頭買いしているとのことで、細かな説明付き。
これは大変勉強になります。


しかも上の表に対応した部位を注文できるのです。
なかなか嬉しいメニュー作りです。


M子の『松阪牛トロハンバーグ』1600円です。
ですが・・・なんだかちょっと・・・。
メニューにはスープは『ミネストローネ』と書かれていたのに、普通のわかめスープです。
しかも人肌状態にぬるいです。
ぬるいといえば、ハンバーグも人肌状態。
お店の方にその旨伝えたところ、厨房からコックさんがやってまいりました。
いわく、
「お客様が注文されたのはレアでしたので・・・。レアは中まで火が通っていないので、熱々ということはないんですよ。タルタルっぽい感じで・・・」
それ本気で言ってますか?
外側がちゃんと焼いてあって、内側が生でありつつほのかに温かいのがレアではありませんか?
ステーキをレアで注文して、外までぬるかったら暴れるでしょう、普通。
タルタルとレアは全く別の調理法ですよ、どアホ。
・・・と言おうと思いましたが、説明する時間と労力が惜しいのでやめました。


ハンバーグ自体もかなり問題ありです。
見てもおわかりの通り、かろうじてハンバーグの形を保っている感じです。
肉はモロモロで弾力と粘りが全くなく、箸で持った途端くずれます。
外側をきっちり焼いていないためか、肉汁がもれまくっています。
「肉本来の味を・・・」と言いつつ、塩コショウがきつすぎて味がわかりません。
そもそもハンバーグ自体が薄くてこんな状態なので、レアどころかウェルダンでした。
このお店では「中まで火がしっかり通ってぬるくしたもの」をレアと呼ぶのでしょうか。
久々に箸が震えるほど怒りました。


夫注文の『焼肉御膳』1500円です。
こちらもわかめスープが人肌。
店内を見ていると、「同テーブルの注文は一緒に運ぶ」が鉄則のよう。
なので、スープなど早くあがるものは先にトレイに載せられ、待機している可能性があります。
で、肉はというと、


夫から一切れ奪ったところ・・・美味しいんですよ。
そりゃもう肉々しくて、味も深くてですね。
たからこそ余計に、ハンバーグが憎かったです。
何だか、どう判断してよいかわからないお店です。
焼肉自体は美味しいのに、ハンバーグの怒り加減とコックさんのコメント・・・。
さらに注文してから到着まで20分近くかかったし、店員の方も呼んでも来てくれないし・・・。
今のところ差し引きはかなりマイナスです。
が、肉本体をきっちりいただいてからケリをつけたいと思います。
ご馳走様でした。
竹屋牛肉店
住所 津市高茶屋小森町字水谷344
TEL 059-235-2929
営業時間 11:30~15:00(L.O.14:30) 
17:00~23:00(L.O.22:30) 
定休日 不定休