南方面は海・川以外、とんと疎いM子です。
が、「どこが行きたいお店ある?」と問われたら即座に答えられるお店が一軒だけございます。

『西村食堂』です。
鳥羽は石鏡の、漁港のまん前にあります。
あまたのグルメブログに「魚が食べたくなったらここ!」「量が半端じゃない」と書かれています。
画像を見ては涎を垂らし、メニューの文字を見てはその完成形に思いを馳せ・・・。
食欲と情欲が、もうごっちゃになってしまっています。
そして今日!
ようやく夢が現実に・・・つまりドリーム・カム・トゥルーです。
以前もこのフレーズ書いた気がいたしますが、(゚ε゚)キニシナイ!!


メニュ。
な、何だか価格帯がすごいですね。
ブログで話題の『日替わりおまかせ』を注文する気満々です。
と、斜め横に女性二人連れがいらっしゃいました。
その目の前には、個人用としてはありえないほど巨大な『舟盛り』。
しかも、さらに他のお料理がガンガン出てきています。
これが『日替わりおまかせ』だとしてら・・・かなり危険な量です。
まずは無難なものを・・・とヘタレてしまいました。


イカの漬け刺身?タレはやや甘め。イカが目茶苦茶新鮮で、舌に絡み付いてくるようです。


お魚のホイル焼き。名前は聞き忘れました。
身はフカフカ、臭みはまったくなし。
横にタレが添えられていましたが、何もつけなくても充分美味しいです。


ドデーンとお造り。
この3品が、『お造り定食』2500円の内容。
聞きしに勝る多さ。
お造りなんて普通にお鮨屋さんでいただいたら3人前近くあります。
右上の赤身は『よこわ』と言うらしく、黒マグロの子だそうです。
あっさりしているのに脂が乗っていて、しかもその脂がくどくない。初体験の味です。
後はイサキにカンパチ、サザエなど。
どれも臭みがまったくなく、純粋な魚の身の味がします。
臭みについてM子がこだわるのは、ちょっとでも臭うと食べられないからです。
意外に値段の高めなお店でも、あるんですよ、臭くて飲み込めないこと・・・。
ここは全部が新鮮です。
さらに好みなのが、この大きさ。
一切れが大きく見えるでしょう?
でも実はかなり薄めに切ってあるので、食べやすいのです。
よくサービスで「大ネタ」ってありますけど、あれって実際は食べづらいですよね。
口の中がいっぱいになってしまって、いつまでもモゴモゴして。
ここのはものすごく食べやすいです。
包丁を握っているのは若いお兄ちゃんですが、尊敬してしまいました。


夫注文の『エビフライ定食』1700円。
こんなにエビフライが載っている皿、初めて見ました。
なんと6匹。
すべて身がみっちり入ってます。外はカリカリで中はほんのりレア。
揚げ加減最高です。
でも一つだけ。
・・・ここにもしタルタルソースがあったら・・・クッ。


最後に子供注文の『ネギトロ丼』2500円です。
トロを叩いて叩いてネギと混ぜ、さらに叩いてご飯に載せていました。
回転寿司の「ネギトロ巻き」が好物の子供が、
「トロロはイヤ、卵も出して」
とゴネたので「イヤなら食べるな、ゴルァ」と一喝。
涙目でおずおずと一口食べたとたん、表情一変。
隊長日誌で書かれているハードスケジュールをこなしてフラフラにもかかわらず、大人のほぼ一人前を完食しました。
いや~・・・確かに訪れる価値はありますね。
あ、前述の女性二人はやはり食べきれず、半分ほどをお土産として持ち帰っていました。
お会計は二人で11000円。
M子の読みは当たっていたようです。
ふふふ。
ご馳走様でした[#IMAGE|S58#]
西村食堂
住所 鳥羽市石鏡町海岸通り
TEL 0599-32-5578
営業時間 11:00~20:00
定休日 不定休