新しい古道の歩き方 「尾鷲トレイル・矢ノ川安全索道~九木峠」


■開催日時

平成29年11月25日(土)午前9時~午後3時
※雨天の場合は12月2日(土)に延期

■集合場所

三重県立熊野古道センター駐車場

■内容

尾鷲市街地を囲むように連なる山の稜線を繋ぐ約37kmの道を尾鷲トレイルと呼びます。起点の猪鼻水平道入口から終点の行野浦宮島までは、海上を行けば約2.6kmの距離ですが、おちょぼ岩~天狗倉山~便石山~海路山~砥石谷山~高峰山~八鬼山を経由して山道を行く行程は、3泊4日を要するロングトレイルです。適度なアップダウン、最高峰は千メートルを越え、展望の利くところからは海を見渡すことができ、熊野古道も通ります。また、シャクナゲ、ヒメシャラ、巨木や歴史的な建造物も数多く、変化にとんだルートです。今回は、この尾鷲トレイルの内、小坪から八鬼山までの区間(約4.2km)を含む約7kmのルートを歩きます。ツアーの起点である矢ノ川二ツ木屋は、昭和2年から11年までの約9年間運行されていた日本初の旅客架空索道「矢ノ川安全策道」の大橋駅があった場所で、日尾の小坪駅まで約20分間の空中旅の発着点です。この二ツ木屋を出発し、安全索道ができるまで車道として利用されていた矢ノ川峠明治道を辿り、現在も石積みやコンクリートのブロックなどが残る小坪の駅舎跡を訪ねます。遺構を訪ねた後は、熊野古道でもある八鬼山の九木峠を目指します。色づく木々の葉に秋を感じながら、海や尾鷲の町並みを望む緩やかな稜線を行く尾鷲トレイルを満喫していただきます。

【参加費】500円(保険料)
【定 員】20名(要申込・ 応募多数の場合抽選)
【案内人】福田 晃久 氏(奥熊野体感ガイド)
【募集期間】10月25日(水)~11月18日(土)午後5時まで
【持ち物】歩きやすい服装と靴、弁当、飲料、雨具、その他各自必要なもの
【その他】歩行距離約7km※廃道や未整備の道を含みます。