今年9回目をむかえるイルミネーションファンタジー!
その壮大さと美しさで、地域を代表するイベントに育ちました!
津市美里町は小さな地域ながら、いくつものグループが活発な活動を行なっています。
地域で子どもを育てる活動している『パワーズ』。
巨大干支を作り続けて27年の『ふるさと愛好会』。
新鮮野菜の産地直売所『美里フラワービレッジ』。
そして今回紹介する、美里町南長野『南長野十二志会』のみなさん!
平成9年に、地域活性化と地域交流を目的に結成。
当初のメンバーは12人でしたが、その後入れ換わりがあり、現在は14人で活動しています。
普段の主な活動は、道路の草刈りやお正月の門松飾り、アルミ缶の回収など。
中でも一番代表的な活動は、美里町で年末に行われる、恒例の『イルミネーションファンタジー』製作!
平成15年からはじめて今年9年目。
きっかけは単なる思いつきでしたが、それがいつのまにか美里を代表するイベントへと育ちました。
11月上旬。
イルミネーションの制作をはじめて1ヶ月ほどの様子。
完成までは土日返上で、なんと2ヶ月かかるそうです。
こちらはフェニックス。
東日本大震災や、今年猛威を振るった台風などからの「復興」の思いを表現したとのこと。
こちらはなんと五重塔!
もちろん全て手作りです!
空調関係の仕事をしているメンバーが、電飾など電気関係を担当しているのだそう。
作っているメンバーの様子。
「休みはないけれど、みんなの笑顔が見れるかと思うと嬉しいです」
「大変って思ったことはないね。楽しいよ!」
「毎年来てくれるお客さんの期待がどんどん上がっていって、それがプレッシャー(笑)」
本当に、このイルミネーション作りを楽しんでいるのが伝わって来ます。
しかし今年の開催については、節電や現在の日本の状況から、最後まで悩んだそうです。
今年はやめたほうが良いのでは…との声も上がったとのこと。
けれど、
「イルミネーションを楽しんでもらうと共に、日本を元気づけよう!」
と、開催を決意したのです。
12月3日の点灯式。
地元のみなさんをはじめ、津市長やたくさんのゲストも参加しました。
そしていよいよ点灯!
漆黒にフェニックスが浮き上がり、歓声が沸き起こりました!
今年のテーマは『復活』。
東日本震災や各地台風被害から日本がふたたび復活してほしいとの願いをこめて、夜空に光り輝くイルミネーションです。
奥の方に見える文字は『絆』。
これもまた、今年のテーマのひとつです。
光り輝く20万個のひかりは、『南長野十二志会』のみなさんが2ヶ月かけてつくりあげた努力の結晶。
今年までは『南長野十二志会』だけで作ってきましたが、10回目となる来年からは、地域のみなさんと、地域一体型のイルミネーションを作っていきたい…そんな夢もあるようです。
地元、美里のゲンキ。
津、三重のゲンキ。
そして日本のゲンキを願って、光のフェニックスは羽ばたきます!