ベルブ「ナオちゃんの教えてエコ」2010年2月

神聖な場所でのバリアフリーの道づくりに参加しませんか。

■「ある日、お弁当を食べていたらキツネが私の横を通って行きました(驚) 
なぜか自然にとけこんだ気がしました」

今回お話をうかがったのはボランティアセンター・ラブリーフォレスト前出健太郎さん(35歳)。
大学・大学院で学んだ森林環境の知識と、アメリカでのボランティア活動の経験を活かし荒れていた加佐登神社の鎮守の森に、車いすの人でも森林浴ができるための道を作っています。


■約1㎞のバリアフリー散歩道

あと残り150m。平日はほぼ毎日作業して8年になります。
「多い時は何十名もの参加がありました。完成まであと少し。今は1人で仕上げの作業をしています」
1~2mの丸太を運ぶ、土嚢を何百個も作って運ぶ、土台を作るなどとても地道な力作業をコツコツ続けています。

「自然相手なので予定どおりに進みません。
数週間かけて作ったものが一晩で崩れていることも!ショックですよ~(泣) 
でも、コンクリートで固めることはしたくありません。もともとある自然を大切にするのがポリシーです」


■ボランティアと仕事

前出さんは、できればこの専門的な知識・技術をいかして森林環境に関わる仕事をしていきたいと考えています。
「家族や周りの人たちの理解と協力があったからこそ、エコの道を極められます。とても感謝しています」

■ナオちゃんの今月の学び

前出さんが現在の作業(研究と実践)ができているのは、加佐登神社との出会いのおかげ。
ちょっと神秘的な感じがしますね(神がかり??)