よっかいちai「ナオちゃんの教えてエコ」2012年1月号

「なんせ気持ちいいんです。もう、やめられません!」大きな目が印象的な株式会社エコ・トレード代表西村隆宏さん(41歳)に「畳拭きあげ奉仕」についてお話を伺いました。

月に一度、ボランティアで「畳拭きあげ」清掃活動をしている人たちがいると聞き、四日市市六呂見にある勅願院観音寺を訪ねました。うわ~、人が沢山いる!
おばあちゃんから小さい子まで、ぞうきん持って掃除してる。
みんなニコニコ笑顔で楽しそう!!
お寺での開催だけど、宗教は関係なし! 誰でも参加OKなんだって。



■「いいことをする気持ちよさ」

「畳拭き上げ」清掃活動を始めた西村さん。
実は、お父さんが急になくなったのがキッカケ。自分は親孝行していない、申し訳ないといつも泣いていて。お母さんもお兄さんもみんな沈んだ気持ちで・・・。何かできないかと考えた西村さんは、お兄さんと一緒に葬儀でお世話になった勅願院に親孝行のために畳拭きあげの奉仕活動を願い出たそう。
「最初は1回で終わりのつもりだったんです・・・けど、ホント終わったあとが爽快で!」気持ちがやすらいで、ホッとしたんだって。こうして始まった活動も、気づいてみれば平成23年12月でなんと20回!
最初は住職も含めて3人だったのが、いつの間にか30名近く集まり、畳拭き上げだけでは足りずみんなで拭くところを探し、お寺をピカピカにしています。

■「お寺コミュニティ結成!」

お寺の掲示板に「畳拭きあげ」清掃活動の案内をしてもらったのをキッカケに、檀家さんが参加。そのうち、檀家さんが孫を連れてきたり、近所の人や西村さんのフェイスブックやブログで共感した人も参加してくれるように。
「ひとりで家に居ても寂しいから」
「みんなで奉仕していると楽しいから」
「お友だちに会えるから」
お寺を中心にみんなが安心して集まり、おしゃべりし、子どもたちは遊びまわる。今では地元の人たちの憩いの場所となっています。こういう場を増やしていきたいと西村さんは新たな気持ちを燃やしています。

■ナオちゃんの一言

清掃活動後、夏にはカキ氷が出たんだって。いいな~。頑張って掃除するから食べたい!冬も出る?甘酒もしくは、ぜんざい希望!(笑)