三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」2012年1月8日放送

いろいろな地域の人が五ヶ所みかんの木のオーナーに!
いっしょに育て、収穫し、喜びを分かち合うことで、五ヶ所を第二のふるさとに!

南伊勢町の五ヶ所浦、五ヶ所湾。
熊野灘からの潮風を受けて温暖でありながら時として寒さもやってくる気候の土地で、セミノール、甘夏、はっさく、レモンが四季折々に楽しめる、みかんの里です。


ここで、みかんの木を通して、いろいろな地域の人たちとの交流を行なっているのが、
『五ヶ所湾ふるさとの会』の皆さんです。



写真上/代表の向井正仁さん


県内外のたくさんの地域の人に五ヶ所みかんの木のオーナーになってもらい、いっしょに育て、収穫し、喜びを分かちあって、五ヶ所との交流を深めてもらおうという、取り組みを行なっています。

現在のオーナーは90名ほど。
年会費22000円で1本の木のオーナーになることができます。
最低30キロの収穫量が保証されており、毎年大体40キロから50キロの収穫があるそう。
しかし何より驚くのは、『五ヶ所湾ふるさとの会』のみなさんの活動期間の長さ!
なんと今年で28年になるそうです!

イベントや収穫祭などの楽しい活動や、日頃からの家族的な付き合いの深さ、そして『五ヶ所湾ふるさとの会』のメンバーの頑張りに共感するオーナーさんの存在が、この会を長く続けられてきた理由。
「第二のふるさとだと思っている」という、オーナーさんの言葉もうなずけます。





そして、もう一方でこの繋がりを支えてきたのが、会報誌のふるさと通信『はまぼう』。
地域会員のみなさんには新聞折込で、オーナーのみなさんには郵送で、こちらも28年に渡って年5回届けられ、平成23年度末の発行で第140号になります。

内容は、会員さんの町に対する思い入れや要望や、みなさんから届くお便り…などなど。
さらに、地域のことを良くしようという個人・グループを取材し、記事にしています。
28年間、ずっと手書きなのにも、会への思い入れの深さと素朴さを感じます。


年に一度の収穫祭では、『五ヶ所湾ふるさと会』のみなさんとオーナーさんが集まりバーベキュー!
収穫前の腹ごしらえをします。
皆で集まりワイワイ楽しむことで交流を深めることも、取り組みのひとつです。


もちろん、みかんの収穫も!
こちらの男性は、最初から参加しているそうで、なんと27年目!
二世代、三世代で参加している家族もいらっしゃいます。


また、今年初めてオーナーになった方もいらっしゃいました。
オーナーとなる木を選べるのも、嬉しいですね。


オーナーのみなさんに、おいしい五ヶ所みかんを味わってもらいたい…。
そして五ヶ所を第二のふるさとと思ってもらいたい…。

そんな気持ちから28年にわたって、オーナーのみかんの木を手入れしているゲンキさんたち。
これからも、その歴史は綴られていくに違いありません。