よっかいちai「ナオちゃんの教えてエコ」2011年3月号

子どもへの想いがいっぱい!
「子どもがめちゃくちゃ楽しめる町四日市にしたい!」

■「開店当初に来てくれたお客さんが子どもじゃなくて孫を連れてくる。
三世代に愛されるってすごいでしょ。(笑)」

■「ボクはいつも子どもの味方!」

四日市に有名なひげのおっさんがいます。
今年35周年を迎える子どもの絵本専門店「メリーゴーランド」の店主、増田さん。

ここは詩人の谷川俊太郎さんや作家の江國香織さんも顔を出し、全国からお客さんが訪れる有名店。

「おまたせしてすいませ~ん」と現れた増田さんは、整えられたヒゲに丸メガネ、柔らかくてひょうきんな笑顔。

「ボクはいつでも絶対に子どもの味方です。たとえ嘘をついていても肯定します。
絶対に怒りません。
子どもたちは不当に怒られるとボクに電話をかけてくる。
『ひげのおじさんに電話するで。』というとお父さんお母さんもごめんなさいってなるみたい。(笑)」

子どもを甘やかすのでなく『信じる』増田さん。だからこそ深い信頼関係が生まれるんだね。


■「本が売れないから川遊びに!?」

今でこそ有名だけど、開店当初は赤字続き!子どもは遊びに来るけど、本は買わない・・・。
「なんでやねん??って考えた。子どもたちは本が面白いことを知らんかった。だからなんですね」

増田さんはいきなり本を読ませず、子どもたちといっしょに遊びにでかけました。
おにぎりを持って川遊びに出かけたり、町を探検したり・・・その中で少しずつ本の面白さを伝えていったんだって。


■「順番待ちの人気の塾!?」

「四日市ってめっちゃいいところやで~!」って大人になったときに言ってほしい。
そのためには子どものころの体験ってとても大切。その想いから始まったのが『あそびじゅつ(遊び+美術)』。

「子どもが喜んで走ってやってくるぐらい楽しい塾。他にはないですよ~(笑)
学校ではやらない遊びをたっぷり楽しむ。自由にものを作り、考える。真剣になって遊ぶところです」

遊びながら町の素晴らしさ、人の素晴らしさ、自分の素晴らしさを発見できる。とても幸せな体験だよね。

■ナオちゃんの今月の学び

増田さんの話は面白く、ついつい引き込まれて夢中になっちゃう。
でも、よく見ると目は冷静。聞き手のことをしっかり考えて話してくれてるのがわかる。
子どもたちの未来もしっかり見つめて、動いているんだね。