『ミエてくる!』2018年5月10日

藤堂高虎と伊賀忍者ゆかりの温泉地、中伊勢温泉郷。
津、伊賀、名張にまたがる11の名泉をサルシカ隊長が入浴レポ!
サービスショットもあります(笑)。

中伊勢温泉郷をめぐる旅もなんと7湯目。
短期間のあいだに服を脱いだり着たり、温泉に使ってはすぐさま出て拭いて、もう大忙しなのだ(笑)。

 

さて、7湯目にやってきたのは津市を代表する温泉街、榊原温泉にある「榊原温泉湯本旅館 清少納言」。

実はかの清少納言が、枕草子で日本の三大名泉と謳われているのが、この榊原温泉なのである。
全国的には知名度は低いが歴史は深いのである。
控えおろう、なのである。

 

そんな榊原温泉の誇りともいえる「清少納言」の名を持つお宿に。
支配人の曽我見さんがお出迎え。

 

中伊勢温泉湯めぐり手形にスタンプを押してくれた。
これで7つ!
あとひとつで8個コンプリート!
記念品とプレゼント応募の特典がもらえるのだ。

 

支配人に温泉まで案内してもらった。
途中の廊下、ずらりと絵が並んでいる。

 

歌川広重による版画の連作「東海道五十三次」。
そのすべてがずらりと展示してある。

 

時間にして3分ほどで東海道をすべてめぐり、清少納言の温泉へ。
露天風呂はないが、お湯がいいと評判の温泉だ。

 

それでは失礼して。
ふい〜。
まろきかな、まろきかな。
平安の才女、清少納言が惚れた「七栗の湯(古くはそう言われた)」。
心なごむお湯であった。

 

客室も見せてもらった。
こちらは最近リフォームしたという、和洋折衷の客室。
ベッドでありながら、畳の空間も用意してある。

 

窓からは、榊原の里山の風景が一望できる。
古き良き日本の原風景という感じ。
清少納言もこの新緑のひろがりを目にしたのであろうか。

 

料理は松阪牛を使った会席が自慢。

 

すき焼きで!!

 

そしてステーキで存分にお味わいくださいませ!!

 

最後はちょっと文学的に。

この清少納言は、文学にゆかりがある宿ということで、芥川龍之介全集の初版本を展示している。

温泉と文学の世界に身を浸しながら、おいしい料理とお酒で乾杯。
ああ、たまりませんな。

 

榊原温泉湯元旅館 清少納言
三重県津市榊原町6010
059-252-0048
http://www.seishounagon.co.jp/