2018年10月1日にオープンした『かくしか食堂』。
お店は松菱の駐車場前の、ガソリンスタンドの隣。
海側ですね。
わかりやすい場所なのに、ごらんのように奥まっていたため、気づかずに一旦通り過ぎてしまいました。

ほら、お店の入り口から通りを見ると、こんなに奥なのです。
でもいい感じ。

席数は17。
空間をたっぷりと贅沢に使っていますね。
椅子がそろっているようでそろっていないのが味があります。

私が座った椅子は、教会の長椅子のような・・・。

朝ごはんは潔く1種類！
迷わなくていいですね。
しかもご飯大盛り無料。
大盛りじゃなくても、ご飯を足してくれるそうです。

昼ごはん、メニュ数はそう多くはないですが、どれもかなり魅力的！
全部食べてみたい！
とりあえずは・・・とろける煮豚丼？　それともシビレ麻婆麺？　カレー愛好家としてはこっちも捨てがたい！

とういうわけで、ようやく登場。
『かくしか朝食』1200円。
到着したとき、思わず「うわあ・・・」と声が出てしまいました。
一人なのに。
それくらい理想の朝食。
実は私、和の朝食が大好きなんですが、本当にお店がない！
あってもファミレスや牛丼屋さん。
身体に優しい朝食が食べたいんですよ！
そういう意味でも、まさに理想の朝食です。

赤出汁。
お出汁が美味しい！
油揚げに焼き目がついていて、香ばしい！
熱々なのに、どんどん飲んでしまいます。

さといものみぞれあんは、揚げたて！
作り置きをせずに、注文を受けてから揚げていました。
あんが器に残るのがもったいないくらい美味しい！
最後、ご飯にかけちゃいました。

ほうれん草としいたけのごまあえ。
甘くなく、素材の味を活かしたごまあえ。
刻まれたしいたけが、アクセントとなっていて、普通のごま和えよりコクのある味わいになっています。

これ！
柿ときのこの湯葉がけ。
普通の朝食では出てこないクオリティ。
一品物として立派に成立します。
湯葉と柿ときのこの三位一体というの？
甘い柿が、全体を引き締めているんですよ。
私、デザートしての柿より、こうして料理されている柿のほうが好きかも。
柿の天麩羅、柿の白和え・・・。
そしてこの湯葉がけ、あんの美味しさもあいまって、相当好みです！

さわらの幽庵焼。
お魚は必ずその日の朝、市場に足を運ぶと決めていると。
昨日のオープン日は、台風の影響で魚があまりなく、大変だったそう。
それにしても幽庵焼、脂とつけ汁の味がいい塩梅です。
めっちゃご飯が進みます。
そして朝ごはんとしてちょうど良い大きさ。

箸休め的なもずく酢。
舌が変わっていいです。

お漬物もしっかり美味しい。
刻んであるお漬物には、ほんの少し胡麻油がかかっているのかな。
コクが出て、良いです。
ちなみにご飯は伊賀米。
新米なのかな、ピッカピカでした。

聞くと、ご主人はなんと多気町の『鄙茅』出身。
ああ、それでここまで洗練された朝ごはんなのですね。
朝ごはんに1200円・・・普段の朝食としてはあまり出さない金額ですが、ぜひ一度食べてみてください。
再訪したくなりますよ。

ご馳走さまでした(*^^*)