『ミエてくる!』2018年10月12日

勝手にフルーツブーム第2弾!
稲作農家から果樹農家へ転身!
フルーツ農家さんが営むカフェで、採算度外視のいちじくかき氷を堪能!

きっかけは8月に入って見かけた、友人のフェイスブックの投稿でした。

「知人のカフェで、いちじくのかき氷をはじめたので、よかったら行ってみて〜〜〜!」

テンション高い書き込みに、俄然やる気が出たM子。
いちじくは超がつくほどの大好物!
しかも、そのカフェは、辺鄙な地区に住む私の家から、車で15分ほど。
それは行かなければ!

 

ありました。
『野田ファーム』と『野田ファームカフェ』。
随分前に紹介した『月に一度のパン屋さん こむぎばたけ』のすぐ近くです。
いつの間にこんな素敵なカフェができていたのかしらん。
以前はお米の農家さんだった気がしましたが・・・。

 

お米用の倉庫を改装したのがカフェ部分。
ほぼ手作りだそうな。
すごい!
とてもおしゃれです!
そして広々しています!

 

素朴ながら、置いてあるものが一々センスが良いこと!
うーん、素敵空間。
実はお邪魔した日はリニューアル準備中だったのですが、カフェは営業しているとのこと。
しかし結構作業中・・・なのに、飛び込みの取材を快く受けてくれました。
ありがとうございます!

 

こちらでいただけるのは、今の時期は『イチジクのかき氷』400円、『イチジクと玄米のグラノーラ』200円。
あ、『アボカドのぜんざい』も気になりますが、今はまだ作っていないとのこと。

 

まずはお母さんがいちじくの皮を剥き、切るところから!

「本当はカフェはお父さん担当なんだけど、今日はたまたま講習会でいないのよ〜」

す、すみません。

「でもね〜、お父さんも最初は何もできなくて、私が一から教えたのよ〜」

お母さん、すごいですね!

 

いちじく調理の間、息子さんの峰生さんに、いちじくの農園を案内してもらいました。
以前前を通ったときは、お米を販売していたような気が・・・とお聞きしたところ。

「以前は田んぼを10枚ほど持っていたのですが、それじゃあ食べて行けなくなって、思い切って果樹農家に転身したのです」

と、峰生さん。
そんな事情があったのですね・・・なんだか複雑。

 

イチジクの栽培をはじめたのは、5年前。
3年ほどで収穫できるようになり、今は直売と近隣のお店に卸しているそう。
ちなみに、M子が大好きなジェラート屋さんの『ミルクパレット』で出る堆肥をこちらの果樹園で使用し、代わりにジェラート用のいちじくを出荷しているとのこと。

 

さらに今は、ポポー、キウイなどの栽培を開始。

 

アボカドも実を付けはじめたそうなので、『アボカドぜんざい』の登場も待ち遠しいです。

 

そんなお話を聞いて戻ってきたら・・・『イチジクのかき氷』!!!
ひゃっほう!!!
普段はいちじくを丸1個分、今年は早く終わりそうですでに実が小さくなっているため1個半〜2個使っているそうです!
すごい!
感動のルックスです!

 

もういい!
恥ずかしいけど顔をさらす!
どうしても大きさを見せたいくらい、食べごたえがあります。
そしてシロップも美味しい!
イチジクのシロップだそうで、じゃぶじゃぶかけても甘みが優しく、氷がさらに美味しく食べられます。
これは反則の美味しさ!

 

試食にと出していただいた『干しいちじく』は、甘みがギュッと凝縮して、ねっとりとしています。
ずっと噛んでいたいくらい美味しいです。

 

『イチジクと玄米のグラノーラ』、こちらは黒糖味。

「せっかくお米があるのだから、玄米を活かしたものを作ろうと」

と、お母さん。
ちなみにメニューは、家族みんなで考えているのだとか。
グラノーラに入っているのは先程の干しいちじく、ナッツ、ひまわりの種など。
もちろん添加物などは一切入っていません。

牛乳を入れていただくと、サクサクで香ばしさがふわんと立ち上って、身体に良い味がします。
これなら毎朝の朝食にいただきたいかも。

 

干しいちじくとグラノーラは店頭でも販売。
干しいちじく、自分用に買っちゃいましたよ。

かき氷は10月末までの予定。
が、例年なら11月頃まで収穫できるいちじくが、今年の気候不順から、ちょっと早く終わる予定とのこと。
もしもかき氷が早く終わったらごめんさい。

まだまだ考案中のカフェメニュー、冬はワッフルなどを提供する予定だそうです。
これまた楽しみですね!

ご馳走さまでした(*^^*)