三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート!」2012年4月8日放送

諏訪神社に面する交差点の名前が、『諏訪町北』から親しみやすい『諏訪神社前』に変更!
諏訪神社を、人が集い交流する場にするため、『諏訪神社活性化プロジェクト』は、さまざまな活動を行なっています!

今回ご紹介するのは、四日市市諏訪栄町地区。
四日市最大の商店街と四日市市民の憩いの場所、諏訪公園の奥にひっそりと佇むのが、諏訪神社です。


その諏訪神社を中心に、門前町を盛り上げようとしているのが、『諏訪神社活性化プロジェクト』。
そのスタートは、平成22年9月。
様々な職業、幅広い年代のみなさんによって立ち上げられました。

境内で手作り品などを販売する『なちゅらる市場』や『落語会』など、諏訪神社に人が集い、交流できる催しを、次々に企画。
また、『四日市まつり』や『節分祭』などの神社の行事にも、積極的に参加しています。


『諏訪神社活性化プロジェクト』の野村 愛一郎さん(左)と久安典之さん(右)。

久安「神社はもともと人の集まる場所でしたので、また、ここが集まる場所になれば良いな、との思いでやっています」


諏訪神社の鳥居の前の道は、『旧東海道』。
東海道とは、江戸時代に整備された五街道の一つ。
その道が、そのままアーケードで覆われ、活動拠点である商店街となっています。

野村「昔は伊勢神宮へ参拝する人は、みなさんここをず~っと通って歩いた、由緒正しい通りなんですよ」


商店街の中に古くからある『スワ写真店』。
昭和24年ころに創業したそうで、およそ63年営業しています。
やはりお宮参りや七五三など、諏訪神社を訪れるお客様が多いそうです。


こちらも古くからこの商店街で営業している『水谷仏具店』。
なんと創業は100年ほど!
仏具店とはいえ、神具も扱っている関係で、やはり諏訪神社は特別な存在なのだそうです。


以前から、諏訪神社の名前・場所を、より多くの人に知ってもらおうと『諏訪神社活性化プロジェクト』が要望していたのが、諏訪神社前の交差点の名前の変更の変更。
諏訪神社の前にある交差点の名前が『諏訪神社』の名を冠さないのは、違和感があるとの声も上がっていました。
この度、その要望がめでたく受理され、『諏訪町北』から『諏訪神社前』へと名前が変更されました。


渡り初めを前に、諏訪神社と商店街のますますの発展と交通安全を祈っての祈祷。
そして、商店街の関係者や近所のみなさんなど、たくさんの方が集まり、交差点の名称変更の記念式典『渡り初め(はじめ)式』が執り行われました。


『諏訪神社前』の信号が青になると同時に、宮司さんを先頭に渡り初めがスタートしました。
諏訪神社を中心とした地域活性のシンボルとも言える交差点を、老いも若きも、みんなで渡ります。


諏訪神社宮司、生川 守圀さん。

生川「昔は神社やお寺が人の集う場所だったので、そこに商店街が発展してきていたんですが、今は逆に商店街の方が、主になって神社を盛り上げていただけて、ありがたいことです」

みんなで声を揃えて、町を変える。
そして、地域をゲンキにしようと、歩み出す。
ひとりひとりが、一歩、一歩。
諏訪神社活性化プロジェクトの取り組みは、ゆっくりと、そして、確実に前進しています。