三重の実物図鑑 新収蔵資料紹介「雲井コレクションにみる戦争と戦時下のくらし」

■開催期間

令和元年7月9日(火)から9月8日(日)までの開館時間中

■開催場所

三重県総合博物館3階 三重の実物図鑑人文コーナー(津市一身田上津部田3060)
※どなたでも無料でご覧いただけます。

■内容

今年は第2次世界大戦の終戦から74年目にあたります。このほど津市在住の雲井 保夫(くもい やすお)氏から、戦争や戦時下のくらしに関する約5千点以上にのぼる資料を当館に寄贈いただきました。これらは雲井氏が長年にわたり、研究を重ね、体系的に収集されてきた貴重な資料ですので、今後は当館で有効に活用させていただきます。本展は、そのお披露目として開催するものです。ぜひこの機会に雲井コレクションを通して、戦争の悲惨さや平和の尊さについて考えるきっかけにしていただけましたら幸いです。

 

概要
(1)雲井コレクションとは
戦前から戦中戦後にかけてのくらしや戦争に関する実物資料をはじめ写真や書籍などにより構成される戦時関係資料である雲井コレクションの概要と特色を紹介します。
(2)戦時下のくらし
物資不足で節約や代用品の使用が強いられた戦時下のくらしに関する衣食住などの道具、子どもの玩具、貯蓄や配給に関する資料を紹介します。
(3)戦地の兵士と銃後の守り
召集と出征、兵士の装備や軍隊生活用品、慰問や銃後の守りとして国内で行われた軍事教練や空襲に対する備えなどに関する資料を紹介します。
(4)戦後の復興と平和に向けて
B29から投下された焼夷弾、戦後に兵器の部材を使用して作られた道具類などの紹介を通して、戦争の記憶を伝えることの大切さを考えます。
※この展示に合わせて、3階資料閲覧室では、戦中戦後の戦争関連の公文書などを展示します