『ミエてくる』2019年7月25日

初めてお邪魔してから5年・・・もう一度あの『アワビ丼』を食べたい!
そう思いつつ何度かチャレンジしたものの、なかなかタイミングが合わず。
ようやく時を経て、再訪が叶いました!

海開き直前の志摩市『御座白浜』。
こちらの海はめっちゃ綺麗です。
この日はちょっと曇っていましたが、透明度がすごいんですよ!

 

そんな御座白浜の海水浴場の真ん前にあるのが『磯料理 海女小屋磯人』。
現役の海女さんが、その日に採れた海産物を提供してくれるお店です。
基本は年中無休ですが、海が荒れたり天気が悪かったりすると漁に出られないため、お休みとなります。
この日、私はどうしても『アワビ丼』が食べたくて、途中でお店に電話。
出ない・・・。
そうなんです、漁に出ていたりすると電話に出られないんですね。
でも履歴を見てちゃんと折り返してくれるので、助かります。

 

店内には海女さんたちの写真が。

 

ご店主の山下真千代さんも、もちろん現役の海女さん。
前日まで天気が悪く時化ていたため、ようやくこの日漁に出られたのだとか。

 

見てください!
このお値段、おかしいでしょ。
浜値以下じゃないでしょうか。
でも、もちろん安いだけじゃないんですよ。

 

なんて言っていたら、採れたてサザエが!
茹でたて!
美味しい!
磯の香りはもちろんしますが、新鮮なのでくさみは全くなし。
噛めば噛むほど味が染み出してくる感じです。
先っぽのクルンとしたワタもほろ苦く、コクがあります。

 

今獲れたて! 本当に美味しいから食べて!・・・と出してもらった鯵。
身がキラキラしています!
そしてほんのちょっとのお醤油でパクリ。
お!お!お!美味しい!
確かに新鮮!
ていうか、ここまで新鮮な味を食べたのは間違いなく初めて!
新鮮すぎて、旨味がすごいのに、なんの魚を食べているのかわからないくらいのクセのなさ。
味がないというわけではないのです。
美味しすぎてなんの味かわからないのです。
『鯵』のクセが一切ないんです。
しつこいですが、そうとしか言いようがないの。

 

そして6月に解禁になったばかりの赤ウニ!
しっかりした粒で、新鮮さがわかりますね。
これは・・・ホンットに美味しい!
めちゃめちゃ甘い!
ミョウバンなどが添加されていない、純度100%ウニ!
しかも新鮮!
食べ終わるのが惜しいくらい美味しかったです。
赤ウニは味がとても良いのですが、漁獲量はそんなに多くありません。
この日食べられたのは本当にラッキーでした。

 

前菜(?)を楽しんだら、真打ち登場!
『あわび丼』です。
これで1500円って、ちょっとあり得ないでしょ。

 

揚げたて。
衣はどこまでも薄く、アワビの身の味を生かしています。
添えられている青さの天ぷらもこれまた美味しいんですよ!

 

身。
火を通したアワビが柔らかくなるのはご存知かと思いますが、ここのアワビは絶対にみなさんが想像する以上の柔らかさ。
そしてタレにもアワビの肝が入っているので、とてもコクがあり、しかもアワビの身との相性も抜群です。

 

禁断の肝。
まったく苦くないです。
豚の血のソーセージってありますけど、魚の血を使ってソーセージを作ったらこんな味になるかな、という感じ。
つまり天然とは思えないほど、コクがあり完成された味なのです。

 

名脇役は青さの味噌汁。
これはホッとします。
三重県に来るまで青さを口にしたことがなかったのがもったいない。
こんなに美味しい海藻、もっともっと食べられるべきですよ!

ちなみに山下さんの土地では『山下駐車場(100台)』完備。
1日1,000円で同乗者は温水シャワー、更衣室無料で、利用は18時までだそうです。
海水浴シーズンにぜひ、美味しいアワビ丼を!

ご馳走様でした(*^^*)