『伊勢海老刺し網　網上げ・網さばき体験＆バーベキュー』ってご存知ですか？
毎年、三重外湾漁協和具青壮年部が企画しているイベントで、今年でおそらく10回目。

『古来より、武勇と長寿の象徴とされている、おめでたい高級魚『伊勢海老』。
10月1日より伊勢海老刺し網漁が解禁となり、この時期には多くの水揚げがあります。
今回は、その網にかかった伊勢海老とその他の魚を、応募して下さったオーナー網元で山分けするという、年に一回、一日限りの企画です！』

甲殻類愛好家のM子としては、毎年でも参加したいイベントです。
でも、7年前に一度参加したきり、スケジュールが合わなくてですね・・・今年こそ、万難を排して行こうとなったわけです！

1口15000円を振り込むと、送られてくる『オーナー証』。
オーナーの証ですね。
なんだか誇らしいです。
毎年4隻の漁船が出港することになっていて、自分で漁船（船頭さん）を選びます。
私は『豊幸丸』に賭けます！

そして当日、11月16日。
いい感じにのんびりと挨拶があり、4人の船頭さんの紹介。
一日限りのオーナーさんはリピーターが多いようで、勝手知ったるという感じ。

一日のスケジュール表。
朝8時でゆっくりめのスタート。
それでも津から2時間近くかかるので、出発は朝5時過ぎでした。
滋賀や岐阜、大阪、京都、名古屋などの県外ナンバーの車も多く見ましたが、みなさん前日から来ていたのかなあ。

いざ出航！！
希望者は漁船に乗ることができます。
船酔いの心配をしながらも、やっぱり乗りたいM子。
ちゃんと救命胴衣を着用しますよ！
この日はかなり穏やかで風もなかったのですが、海に出るとけっこう揺れます。
でも酔うことはないかな。
しかし立っているのは危険な感じ。

網を仕掛けていたポイントに到着！！
さあ、どんどん揚げていきます！
しっかり伊勢海老ちゃんもかかっています。
伊勢海老が揚がるたびに湧き上がる歓声！
この日はなぜかブダイもかかりまくっていました。

船が岸に着いたら、オーナー総出で編みさばき体験。
軍手を忘れたので素手でしていたら、他のオーナーさんが片っぽ貸してくれました。
ありがとうございます！
左利きで良かった・・・。
それにしてもこれが絡まって取れないのなんのって！
地元のお母さんやおいちゃんに助けてもらい、なんとか外すこと数尾。
これを毎日しているなんて、尊敬しちゃうなあ。

見てください！
私が外した、大きな伊勢海老ちゃん！

全部外したら計量。
豊幸丸は16.2kg。
意外にあります！

そして分配。
各々の船のオーナーさんの数分のかごに、どんどん伊勢海老を入れていきます。
伊勢海老の他に、一緒に揚がった魚やサザエ、それから漁協からのサービスのアッパ貝なども入れてくれるので、結構な量！

こちらがM子の分。珍しくクジ運が良く、17人中4番目の順番でした。
伊勢海老は10尾ほど。
嬉しい！
伊勢海老は専用の箱が無料で用意されていて、そこに入れます。
他の魚介類については発泡スチロールの容れ物がありますが、こちらは有料のため、みなさんクーラーボックスを持ってきていました。
私も持ってくるべきだった・・・。

とりあえずこれにて、今年の『伊勢海老刺し網オーナー』は終了。
でも、お楽しみはここからなんです。

会場ではあらかじめ、漁協の方が火を熾してバーベキューの用意をしてくれているんです。
それもけっこう早い時間から。
だからイベントを楽しみつつ、さっそく持参の食材を焼いている人もいます。

そしてイベント終了後は、海産物のバーベキューもスタート！
分配された魚介類をどんどん焼いていきます！
M子は3尾を網焼きに。

そして1尾を『志摩いそぶえ会』のご婦人に、お刺身にしてもらいました。
獲れたて！
プリップリで甘いです！

ふるまいでいただいた『伊勢海老汁』、伊勢海老の旨味が出まくっていて絶品！思わずお代わりしていまいました。
他にも参加者には『てこね寿司』が配布され、正直、15000円でここまで盛り沢山でいいの！？と思ったほど。

今年の結果。
おお。豊幸丸は2位だったんですね！
素晴らしい。
しかもオーナー数が少なめだったため、分配も多かったようです。
来年も参加して、運試しをしなければ。

ご馳走様でした(*^^*)