三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2020年6月21日放送

ご当地グルメでまちおこしの祭典「B-1グランプリ」で昨年、津市の市民有志団体「津ぎょうざ小学校」がゴールドグランプリを獲得!
この受賞をきっかけに津市民に長く愛されてきたご当地グルメ「津ぎょうざ」を更に多くの人に広めていく、その応援をしたいと、 鈴鹿市内で布印刷業を営む今井貴裕さんと鞄職人の結城春樹さんがタッグを組み、津ぎょうざそっくりの原寸大ポーチを開発、販売をスタート!
津ぎょうざを提供する飲食店とも協力し、ポーチをきっかけに津ぎょうざで三重を盛り上げていこうと意気込みをみせています!

突然ですが、津市を代表するご当地グルメといえば?
そう、『津ぎょうざ』です!
直径15センチの大きな皮で包まれた揚餃子で、元々、津市内の小学校で出されていた給食のメニューがルーツとなっています。
現在は、津市内のおよそ30店舗で販売。

 

更には、愛する津ぎょうざで地元を盛り上げようと、市民の有志でつくる『津ぎょうざ小学校』が立ち上がり、2019年には、ご当地グルメが終結するまちおこしの祭典『B-1グランプリ』でゴールドグランプリを獲得!
日本の頂点に立ち、津市の存在感と魅力を全国に伝えています。

 

『津ぎょうざ』の定義は、
1 直径15cmの皮を使うこと
2 油で揚げること
この2つだけ!
中に入れる具は自由とのこと。
こちらの『飯処しるべ』では、ご主人である佐久間将之さんがビートルズ好きということで、イギリスからカレールーを取り寄せて、スパイシーな味付けにしているとのこと。

 

そんな『津ぎょうざ』をモチーフに、あるものを作ってしまったのが、鈴鹿市内『プリントショップ のりのりベイビー』! 

 

オリジナルプリントTシャツなどの製造をしてきた今井貴裕さんは、かつてよさこいチームで踊っていた経験から、よさこいの衣装製作も手掛けています。
今では、オリジナルプリントマスクなど、独自の商品の企画・製造・販売にも乗り出している、行動力溢れるアイデアマン!

 

そんな今井さんの話題作が、こちらの『津ぎょうざポーチ』。
日本一に輝いた津ぎょうざの魅力を多くの人に伝えたいと、津ぎょうざの広報活動をになう『津ぎょうざ小学校』から正式に商品化権を取得して製造。
現在、通販サイトを通して販売しています。

 

「僕はポーチの内側のプリント部分を担当しています。
ぎょうざであるというのをよりわかって欲しかったので、本物のぎょうざの写真を加工して布にしました」

鈴鹿在住の今井さんが、なぜ『津ぎょうざポーチ』を作ることのなったのですか?

「お仕事でオリジナルグッズを作らせてもらってるので、やっぱり地元で頑張ってる方を応援したい!というのが仕事柄すごく強いです。
そんな折に『津ぎょうざ小学校』さんが津ぎょうざで『B-1グランプリ』でゴールドグランプリを獲得されたので、三重県というくくりでPRするのをお手伝いさせていただきたいと思いました。
津ぎょうざを持ち歩くわけにはいかないので、ポーチをカバンなどからぶら下げていたら、知らない人も興味を持ってくれるだろうし、『これが津ぎょうざなんだ』と説明できますから」

津ぎょうざをそのまま再現するため、大きさは原寸大、しかも白ではなく揚げた色の茶色。
『津ぎょうざ』の食べ歩きのパッケージをイメージして裏面には、『愛Bリーグ』のロゴを入れ、津ぎょうざの説明も添えています。

 

外側の『皮』部分を担当したのは、同じく鈴鹿市内に工房を構える『鞄工房 ALPHAMADE』の結城春樹さん。
結城さんは愛知県立芸術大学卒業後、東京にて鞄職人に師事。
2012年に地元・鈴鹿市にて『鞄工房ALPHA MADE』を創業しました。
そして今回、地元のクリエイターとして知り合った今井さんから『津ぎょうざポーチ』作りに、声をかけられたのでした。

「私もこういうニッチなものがすごく好きなので、そういうところで自分も手伝えるなと。
いざやってみたら出来るし、面白いなと思っている部分がありますが、それ以上に地場産業に携われるというのがとても良いと思いました」

と、結城さん。

 

「工程で難しかったのは、この形状で高いリアリティを求めてる部分ですね。
今井さんから振られた所なので。
最初もう少しサイズが大きかったのですが、ぎゅっと縮めて本当にリアルなサイズにしました」

もちろんオールハンドメイドです!

 

出来上がったポーチを携え、『飯処しるべ』へ!
『津ぎょうざポーチ』を『津ぎょうざ小学校』のみなさんに披露します!

「噂のポーチ! 初めて見ます!
津ぎょ小のそのままのポーチで…わぁすごーい!具になってる! 
つつみん見える?具入っとるよ!?」

と、『津ぎょうざ小学校』図工クラブ部長の中井涼音さん。

「袋もその通り!」

と、佐久間さん。

 

「インパクトもすごいと思いましたが、革だからこそ使っていくと表情が出るじゃないですか。
津ぎょうざって中身が自由なので個性豊かですから、すごく津ぎょうざにぴったりな素材を使ってもらってて素晴らしいと思います」

と、中井さん。

「素晴らしいですね、本当に。本格的!
本物と間違えちゃうくらい!
この津市の商品を、お隣の鈴鹿の方がこうやって応援して下さるというのは本当にありがたい!」

と、佐久間さん。

 

昨年、グランプリを獲った途端に売上が3倍になったという『飯処しるべ』ですが、『津ぎょうざ協会』では現在、家で作った津ぎょうざ又は店舗でお取り寄せ、テイクアウトした津ぎょうざを美味しく食べている写真・動画を募集しています。
締切は6月30日!
ぜひ美味しそうな写真・動画を撮り豪華賞品をGETしてください!

 

「とても喜んでもらい、僕としてもやったかいがあったと思いました。
一番最初の取り組みとして今回『津ぎょうざポーチ』を作りました。
今後は鈴鹿市の『伊勢型紙』や、すでに行っている四日市のゆるキャラ『こにゅうどうくん』とのコラボグッズなど、地元の名産や名物などとコラボをして、地元三重県の良いものを全国の人に知ってもらえるようにしたいですね」

と、今井さん。

津ぎょうざポーチを身につけて、津ぎょうざの食べ歩きなんていかがですか?