三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート!」2012年6月17日放送

楽しく歌って、国際協力!
会費の一部はカンボジアの小学生の奨学金に!
CDの収益金でケニアの人々が、きれいな水を飲めるようになりました!

今回ご紹介するのは、『サニーサイド・ゴスペル・クラブ三重』。
ゴスペルとは元々、キリスト教プロテスタント系の宗教音楽ですが、ここでは宗教的な意味合いは無しに、気軽にみんなで歌って楽しもうと活動しています。

津、四日市、伊勢、伊賀の県内4ヶ所と名古屋で教室を始めて、丸3年。
この4月には、津リージョンプラザ・お城ホールで3周年コンサートも開催されました。


四日市教室のメンバーの一人、『ジョリー』さん。
ここではみんな、お互いをニックネームで呼び合います。
ジョリーさんはなんと、この『サニーサイド』でご主人と出会って結婚し、お子さんも生まれたという、メンバー同士の結婚の第1号。
いかにメンバー同士が仲が良いかがわかるエピソードですね。


『サニーサイド・ゴスペル・クラブ三重』リーダー 小西 生峰さん

小西「私がもともと通っていた渋谷の『ゴスペル・スクエア』というところが、会費の一部を国際協力にあてるという活動をしていたので、同じような活動を三重県でも出来ればいいなあというところから始めたんです」

『楽しむために使ったお金を、別の所・地域で役立てよう』がモットーの『ゴスペル・スクエア』の考えに賛同した小西さんは、歌い始めてから3~4ヶ月しか経っていないにもかかわらず、さらにその3~4ヶ月後に『サニーサイド・ゴスペル・クラブ三重』をスタート。
最初は楽譜も読めず、教え方もわからず、手探り状態だったそうです。

そんな勢いから始まった活動が、3年がたった今では、幅広い年代がら集まる参加メンバーの数は150人を超え、どんどん盛り上がっています。


四日市教室でのレッスンの後は、近くのお店にメンバー揃ってお昼。
こうした交流の場があるのも、サニーサイドの魅力です。

小西「ランチはほぼ毎回ですね。歌うとお腹が減るんですよ(笑)」


さらに小西さんは、次の教室に向かうため、車で移動。
途中で津駅に寄り、レッスンのために東京から来てくれたピアニスト、名手(ナテ)さんのお迎え。
名手さんは東京で活動するプロのピアニスト。
演奏を聴いた小西さんが、その音色に惚れ込み、メンバーにも、名手さんの演奏で歌ってもらいたいと、月1回、わざわざ三重まで通ってもらっているのです。


この日2つめの津教室でも、小西さんはゲンキ!
彼女を動かす原動力は、『サニーサイド』のメンバーとのこと。

小西「本当に、私のゲンキの源はメンバーのみんなです。私も会いたいと思うし、一緒に歌いたいと思うので、毎日、楽しくてストレスが無いです、私(笑)」


そんな、ゴスペルのようにパワフルに走り続ける小西さんを支えるパートナーが、不破 縁さん。

不破「思ったよりもたくさんの人が集まってきてくれたので、一人では大変だろうと徐々に手伝うようになり、気づいたらこんな状態になっていました(笑)
大変ですが、それ以上に楽しいです」

小西さんにとって、無くてはならない存在です。


そして『サニーサイド・ゴスペル・クラブ三重』は、ゴスペルを歌うための会費を使って、カンボジアの農村部の小学生に奨学金を送る活動もしています。


また、『サニーサイド・ゴスペル・クラブ三重』が属する『ゴスペル・スクエア・ファミリー』は、ゴスペルを歌うことを通して、国際協力活動に取り組んでおり、そのチャリティCD第一弾の『Unity(ユニティー)』は1500枚を販売!
その収益金で、ケニアの村に井戸用のポンプを送り、ケニアの人たちにきれいな水を飲んでもらうことが出来ました。
もちろん、東日本大震災の復興支援への取り組みも続けています。

ゲンキになれる音楽、ゴスペル。
自分のために歌い、仲間のために、大切な誰かのために歌う。
そして、みんなで声を合わせ楽しむことが、国際貢献にも繋がっていくのです!