三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2020年9月20日放送

津市大谷町でパン教室『COVOPAIN』を開いている三矢しんこさんは、パン教室を開いているだけでなく、三重県産小麦のもち小麦やニシノカオリを使った食パンを製作、販売を行っています!
さらに三重の食材も使ったパンの製作を今年5月から、全国の調味料やこだわりの食材を販売する、わくわく広場イオンタウン津城山店の協力で、小麦から食材まで全て三重県産の『三重のおやさいパン』を製作・販売!
毎月1回の販売日には行列ができる程の人気となっています!

今回は三重県立美術館から歩いて数分のところにある、津市大谷町のパン教室『COVOPAIN(コーヴォペイン)』にやって来ました。
窓が広く、白を基調とした素敵な建物です!

 

こちらが『COVOPAIN(コーヴォペイン)』を主宰している三矢しんこさん。
『COVOPAIN』とはどんな意味なのですか?

「使っているレーズン酵母の『酵母』、そして『工房』、フランス語でパンを意味する『pain』から『COVOPAIN』と名付けました」

今やすっかり三重県津市に馴染んでいる三矢さんですが、実は広島出身。
結婚を機に津市で暮らし始めました。

「パン教室は8年前から始めています。
子供がまだ小さかったので、最初は少人数で始めてきました。
子育てを始めてから、子どもに安心安全なものをと考えたときに、食に関することに興味が出てきました」

と、三矢さん。

 

パン教室は月~金曜日の10:00〜13:00に開催。
一人から参加可能で、最大1日8名までとなっています。
でもこちらはいま、パン教室だけでなく、ある食パンの通信販売、そして地元食材にこだわったパンの販売をスタートして大人気!
三矢さんにその人気の秘密を教えていただきます。

 

こちらが通信販売しているパン。
山型の方がもち小麦食パンで、角型の方がニシノカオリです。
2本を1セットにして発送しています。

もち小麦の食パンはしっとりモチモチで、何も付けなくても小麦の甘さを感じることができます。
一方、三重県産小麦ニシノカオリを使ったパンは、ふわふわで、バターのコクをより感じることができます。
今や大人気の三重県産小麦を使った食パンは、は毎月限定で全国発送を行っています。

 

そして、いま、それに続いて、さらに三重県の食材を追加したパンを製造、販売。
大人気となっているのが『三重のおやさいパン』!
小麦はもちろん、野菜もすべて三重県産です。

 

この日はオクラとナスとかぼちゃを使用。
野菜は時期によって変わります。
野菜は水分が多く、パンといっしょに焼くのは難しいのだそう。
パンの甘みと野菜の甘味を感じてほしいため、野菜にはあえて味付けせず下処理のみ。

 

そんな『三重のおやさいパン』を購入することができるのは、津市城山の『イオンタウン津城山店』内の、『わくわく広場イオンタウン津城山店』。

 

「地元の農家の方から朝穫りした新鮮な野菜を納品してもらっているので、三矢さんから旬のものを使ったパンをお客様に提供すると聞き、こちらの野菜を使ってもらおうと提案しました。
『COVOPAIN』さんのパンのおいしさと旬の野菜の素材の優しさが合わさり、本当に美味しいパンだと思いました」

と、『わくわく広場』店長の山本千穂さん。

 

月に一度、5月から販売となった『COVOPAIN』の『三重のおやさいパン』は、びっくりするほどの大人気。
早い時は販売開始から15分ほどで完売になるそうです。

 

販売の場でつながった生産者と加工者の縁。
『COVOPAIN』に野菜を提供している生産農家の平松真寿美さんにお話をうかがいました。

「自分で調理する場合は、焼いたりとか煮たりとかだけが多いです。
ましてやパンは自分で作ることができないので、とても楽しみでワクワクしました!
地産地消にとても興味があるので、応援と言ったらおこがましいですが、一緒に頑張りたいし、協力したいと思います」

『わくわく広場イオンタウン津城山店』での『COVOPAIN』のパンのこれからの販売予定は、9月22日・10月25日・11月22日・12月13日。
オール三重のパンをぜひお召し上がりください。

 

工房に戻り、『わくわく広場』で販売していた奥伊勢抹茶あんバターサンドの食パンで、サンド作り。
抹茶を生地に練り込んだ抹茶食パン。

 

お茶は奥伊勢・大台町の林公彦さんが生産したものを使用。
こちらも『わくわく広場』でつながりました。

 

たっぷりあんこの上にバターをのせて、奥伊勢抹茶パンでサンドしたら完成です。
パタートロトロでつぶあんの甘さと、最後に抹茶の香りがして、三重産のものをすべて楽しむことができます。

「これまでは自分一人のパンでしたが、三重の方と出会うことができて三重のおいしいものを今まで以上に知ることができました。
これからも三重でずっと生きていく私にとって、三重のことを知るとともに私のパンと一緒に食べてもらえるのはとても嬉しいことです」

と、三矢さん。

 

小麦、野菜、あんもお茶もすべて三重産。
オール三重のパンを焼いて食べて。
そして三重の魅力を知る。
それが『COVOPAIN』のパンへの思いです。

パン教室、三重県産小麦を使った食パンの通信販売、など詳しくはHPでご確認ください!