つ~ぴ~す『ナオちゃんのゲンキさん見つけた!』2012年8月号

「後世に、若い人に、歴史と文化を伝えていかなあかん」。 背筋がピッと伸びた行動力バツグンのゲンキさん!!香良洲ガイド~矢野路~ 会長 濱村隆通(はまむらたかみち)さん(69)にお話を伺いました。

津市では年間約9千人の旅行者が訪れます。津の魅力を伝えようと各地域のボランティアが名所・旧跡等のガイドを始めました。現在は13のボランティアガイドの会が活躍しています。
5月8日にできたばかりの一番新しい会「香良洲ガイド~矢野路~」の月例会に参加させてもらいました。総勢8名!平均年齢は63歳!みんな明るくてメチャ元気!!

香良洲は津市海岸線沿いにあり町全域が雲出川と伊勢湾に面した三角洲エリア。町内の史蹟などを案内してくれるんだって。

「もっと知ってほしい、地元のこと」

「ボランティアガイド募集が広報に載っていたのをみて」「ガイドの講習会に参加して」「香良洲を知りたいなと思って」
「知り合いからお声がかかって」・・・など参加理由は様々。長年住んでいる町のガイドなんて簡単だって思ってたけど、いざガイドをしようと思ったら自分が何も知らなくてビックリ!!
そこで、地元の歴史資料を集めるため様々なところにでかけ、たくさんの人の話を聞きたり、みんなで勉強会したり、各団体や市町村で実施している講座や現地研修会、ガイドの交流会に参加したりして、喜ばれるガイドができるように努力しています。


☆代々宮大工の小野さんと香良洲神社遷座用材を運ぶお木曳き車。
過去3回使用されたもの3つの区の部品を合わせて組み立て一台に再現したもの。香良洲神社に展示予定。

「人のあたたかさも伝統」

「ガイドは相手と話ができることが大切。引っ込み思案ではダメなんです」
役割を分担し、それぞれの得意分野をいかし、皆で協力することが大切。
月例会では議論白熱!!「正直に聞くけどな」・・・と率直ない意見が飛び交います。三角洲という地形からか地元の人はみんな知り合いという人が密接な地域。家庭も地元の事情も知っている間柄だから、お互いを気遣い無理せずできるんだね。
専用のユニフォームも名刺もこれから。みなさん、とても楽しみに張り切っています。意欲満々。これから本格的にスタートです!