三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」2009年9月20日放送

ゆるーい感じの地域おこしで、家族サービスに支障をきたしません!
10年がかりでログハウス完成!アマチュアチンドン屋もやっちゃいます!

人気の温泉施設『さるびの』など、観光スポットが点在する伊賀市大山田。
その富永地区に、「無理せず楽しく、」をモットーに、地域をゲンキにしている人たちがいます。

『地域づくりNPO法人 富都路』のみなさん。
30~50代の地域の人たち、約35人で結成されています。

平成5年、台風でバス停が壊れたのを機に発足し、まずはバス亭の修復。
その後、花壇や常夜燈、モニュメントなど・・・自分たちが楽しみながら地域をゲンキにしよう!と、さまざまなことに取り組んできました。

西教山の遊歩道整備もそのひとつ。
小学校のころ遠足のコースだった山が寂れてしまった今、また、子どもたちの声を響かせためたい・・・という思いです。
ただし、無理強いはしません。
「自分が行けるとき、できるときに参加する」というのが、この会の持ち味です。


富都路の活動拠点であり、地域の交流の場でもある通称『トトロハウス』は、手作りのログハウス。
地元の間伐材を使い、メンバー全員でコツコツと作りつづけ、なんと10年かかって完成!
仕事の休みを利用し、家族サービスを犠牲にせず、他の行事にも参加しつつ・・・で、こんなに歳月がたってしまったのだとか。

「作る過程が一番大事・・・苦しまず、楽しんでできるペース、それを継続していくことで地域の人にも知ってもらう。
それが地域づくりの柱なんじゃないかな」と、富都路代表の藤森荘剛さん。

そして『富都路』を一躍有名にしたのが、アマチュアチンドングループ『富都路一座』!
地区のおばあちゃんの手縫いの衣装を身にまとい、サックスや太鼓で『ちんどん』を演奏する姿は、プロ顔負け。
ふるさと富永を売り込むため、幾多のイベントや祭りを練り歩いてきました。
しかしそれも、好きだからできることです!


現在『富都路一座』は、県外のイベントにも参加!
富都路と富永の名前、そして笑いとゲンキを、全国に届けています!