三重テレビ『ハピ3!』2013年1月26日放送

怪人二十面相など、日本の探偵小説の先駆者、江戸川乱歩の生誕地、名張市!
昔ながらの町並みや文化、乱歩ゆかりの名所やスポットをご紹介します!

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怪人二十面相や少年探偵団・・・みなさんも一度は読んだことがある、探偵小説。
作者はもちろん江戸川乱歩。
日本の探偵小説の先駆者、江戸川乱歩は明治27年に名張市で誕生しました。
今回はそんな名張市で、乱歩ゆかりのスポット巡りをしてみましょう!


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江戸川乱歩が生誕した界隈は、かつて『隠(なばり)町』と呼ばれ、現在の『名張』の語源となった場所。
城下町、宿場町として栄えた当時の佇まいが、今も数多く残り、歩いてみると沢山の発見があります。


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たとえば、名張地区では建物と建物の間の細い路地空間を『ひやわい』と呼びます。
迷路のように繋がっているのが特徴で、当時は防火のための緩衝帯としても機能していたそう。
名張地区特有の歴史的都市空間が楽しめますよ。


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そして『ひやわい』を進んだ先にあるのが、『江戸川乱歩生誕地碑』。
乱歩は生後まもなく転居し、名張に来ることができたのは晩年になってから。
これをきっかけに昭和30年、名張市民によって『生誕地碑』が建てられたのです。


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こちらの『すみた酒店 まちかど博物館 はなびし庵』では、名張の文化や歴史、乱歩について楽しく学ぶことができます。
中でも築170年余りの町屋の奥座敷で上映される『歴史影絵劇』は格別!


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『はなびし庵』の角田勝さんと、奥様の久子さん。
『歴史影絵劇』を始めたきっかけについて、お聞きしました。

勝「妻が8年前に影絵を習っていたので、名張の素晴らしい歴史・伝統を影絵によって全国に発信しようと考えたのが始まりです」

切り絵を作り、上映しているのは奥様の久子さん。
声の出演は地元の高校生の皆さんで、脚本は歴史に詳しい、館長のご友人。
地域の皆さんによって作られたオリジナル影絵なんですね。


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オリジナルと言えば『すみた酒店』で扱っている銘酒『乱歩誕生』もそう!
怪人20面相にちなんだパッケージも魅力的です。


三重県名張市中町370

すみた酒店 まちかど博物館 はなびし庵
住所 名張市中町石の鳥居前
お問い合わせ TEL/FAX 0595-63-0032
       E-mail hanabishian@yahoo.co.jp
詳しい基本情報はこちら


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また、まちかど博物館『清風文庫』では乱歩が書き残した色紙などが展示されています。
こちらは乱歩ゆかりの老舗料亭『清風亭』の中にあります。


三重県名張市鍛冶町91

清風亭
住所 名張市鍛冶町91
お問い合わせ TEL 0595-63-0050


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乱歩にちなんだ商品は和菓子にも!
田舎饅頭の伝統を継ぐ賛急屋の『名張饅頭』や、乱歩のデビュー作『二銭銅貨』にちなんだ山本松寿堂の『二銭銅貨煎餅』。


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さらに現在名張市では、『隠(なばり)町 和菓子の食べ歩き』を開催していて、上記2店を含めた11の和菓子店の中から5店を選んで、お好きな味を楽しむことができます。

チケットは1シート500円。
各和菓子店の店主イチオシの和菓子と引き換えながら、町を散策しましょう!
チケット販売は、『はなびし庵』と名張市観光協会名張駅西口案内所にて行なっています。


三重県名張市平尾3225−10

(社)名張市観光協会 名張駅西口案内所
住所 名張市平尾3225-10
問合せ 0595-63-9087
定休日 年中無休
営業時間 9時00分~16時00分


週末は江戸川乱歩生誕の地、名張市を楽しみましょう!
『隠(なばり)町 和菓子の食べ歩き』を楽しみながら、『ひやわい』やまちかど博物館巡りをするのがおススメですよ!