三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」2009年12月27日放送

なぜ今まで和太鼓を演奏しようと思わなかったのか・・・?
廃校となった小学校で思いっきり和太鼓練習!
和太鼓の響きで、身も心も地域もゲンキに!

度会郡度会町。
廃校となった小学校から、力強い音が響いてきます。
そう、ここにゲンキさんがいるのです!

『伊勢乃国 鏡太鼓』のみなさんです!!
和太鼓チームを作ったきっかけ・・・それは「近隣の町にはあるのに、度会町には何故かなかったから」。
渡会地区のイベントの際に、わざわざほかの町から招いていることに気づき、ならば自分たちもしようと、平成15年に結成。

発足当時のメンバーは14人。
全員が全くの素人で、しかも和太鼓は高価なため、そろえるのにも一苦労。
最初の一年ほどは、和太鼓屋さんが無償で貸し出してくださったそうです。

しかし今や、大人チーム12名、子どもチームは20名。
練習場所は、度会町の小学校4校が1校に統合されたため、廃校となった『旧小川郷小学校』を利用。
小学校なだけに敷地も広く、和太鼓の音を響かせても迷惑にならないので、練習にはまさにうってつけの場所。
廃校となった学校に子どもたちのゲンキな声が戻ってきました。

最初は親についてくるだけだった子どもたちも、いつのまにか太鼓を打ち始め、今では欠かせない存在に。
明るくゲンキな鏡太鼓児童部『童』は、2009年、日本太鼓ジュニアコンクール三重県予選を勝ち抜きました!

大人チームも2009年11月に行われた伊勢神宮のイベントに参加!
20年に一度の『宇治橋渡始式』行事を祝う、全国のアーティストや地域の団体によって開催された、重要な奉納イベントです。
他にも最近では、県内外のイベントに招かれるなども多く、その活躍はとどまるところを知りません。

地域に支えられ、地域にゲンキな音を響かせる『伊勢乃国 鏡太鼓』。
いまや地域の祭りや行事には欠かせない存在となっています。
みなぎる力をひとつに合わせ、どこまでもゲンキに力強く・・・鏡太鼓のエネルギーは、町外、そして県外へと広がっていきます!