三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2013年9月15日放送

今年でなんと35回め!
大台町を活性化し、地域住民との交流を深めるため、町を挙げてカーニバルを盛り上げます!

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今回お邪魔したのは、大宮大台インターを下りてすぐにある、大台町B&G海洋センター。
昭和50年、この会場で国体ボート競技が行われて以来、水上スポーツは一気に盛んに。
特にボートは、大台町を代表する競技になりました。


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そんな大台町の三瀬谷ダムのダム湖で、年に一度開催されているのが、町を挙げての大規模なボート大会『大台町 水上カーニバル』!
今年なんとで、35回目の開催です!
この水上カーニバルでは、『ナックルフォア』と呼ばれる5人乗り艇を使用して300mレースを競います。


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大台町体育協会理事長の西行夫さんに、『水上カーニバル』についてお聞きしました。

「大台町の活性化や、地元の人たちとの付き合いや広がり・・・そういったことのために、ここまで35回続けてきました。ここ数年の出場者は65~66クルーほど。大阪や名古屋などからも来てもらっています」


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毎年8月の終わりに開催されるこの大会。
今大会にも、60を超えるチームがエントリー。
町内だけでなく、町外、県外から出場者が集まりました。

チームは中学の時の同級生や、大台社協の女性チームなどさまざま。

「声をかけてみんなが揃ってボートがシューッて行くときが気持ち良いです!」

と、参加者の女性。

ナックルフォアは、漕ぎ手4人、舵取り1人で操縦するボート。
大会開催約1ヶ月前から 無料で乗り方を教えてもらうことができるので、初心者でも安心です。


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さあ、いよいよ、大会スタート。
レースは、年齢や性別に合わせ、様々なクラスに分かれて行われます。
まずは予選レース、その順位から準決勝、決勝へと進み優勝チームが決まるのです。

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一方、レースの裏側では、総勢60名ものスタッフが運営を支えていました。
スタッフは、日頃、地元で子供たちにスポーツを指導している町の体育協会のメンバーや、役場のみなさん。
審判、記録係、出場者の管理など、レースが公正、安全にそして、滞りなく行われるよう、目立たないところで頑張っていました。


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大台町体育協会委員の森井拓男さん(上)、前田禎二さん(下)。

森井「普段はテニスの指導をしていますが、この大会では毎年、運営側として参加しています」

前田「もう30回くらい、参加しています。いつも会えないメンバーに会えるし、知らない人とも話せるし、楽しいですね」


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大会の運営には、高校生たちの姿もありました。
地元の昴学園の生徒のほか、当日レースに出場する学生たちも、ボランティアスタッフとして参加。
当日の朝から、大人のスタッフと一緒にボートの準備などを積極的に手伝っていました。

「自分たちがボートに乗って楽しいのは、色々準備してくれている人たちがいるからなので、そういう手伝いも出来たら良いなと思っています」

「みんな集まって、何か一つのことをやるということをもっとしていけば、大台町が盛り上がると思うので、とても素晴らしいことです」


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なんとこのレースには大台町の尾上武義町長も参加!

「僕はコックス(舵取り)として参加します。自信はかなりあります!」

漕ぎ手の息を揃わせるのも、コックスの重要な役目になります。
果たして町長が舵取りをつとめるボートは2位でフィニッシュ!
2位までの予選を通過しました。


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しかし大会は、これから後半戦・準決勝というときに強い雨が降り始め、残念ながら中止に。
閉会式では、午前中の予選レースのタイムを元に、それぞれのクラスごとに順位を決定、表彰が行われました。


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大台町体育協会委員の神戸伸紀さん(上)と内木透さん(下)。

神戸「最後までできなかったのは残念ですが、賑やかにみんなで楽しんでもらえたら、それだけで嬉しいです」

内木「大台町のまとまりを作るための行事ですので、これからも頑張っていきたいと思います!」

尾上町長からは、

「みなさんが参加することで、自分たちの職場や地域などに広がりが出てくると思います。そこから、県内でもここが有数のボート場という認識が、少しずつ広がっていくと良いですね。
さらに言うと、2021年に三重県での国体開催も予定もされているので、それに向けて取り組んでいけたらな、と思っています」

との言葉。


来年も再来年もその先も・・・大台町の活性化と人との繋がりのために『大台町 水上カーニバル』は続きます!