荒廃した里山をたった一人で整備しているという女性に密着!
家族の一員ヤギのさくらちゃんと一緒に活動されている様子を紹介します。
緑がいっぱいあって、空気も美味しくって
気持ちいいね~。
今日は津市美里に来ています。
なんでも荒廃した里山を、ひとりで整備されている女性がいらっしゃるそうなんですよ。
ヤギがいますよ。
草をいっぱい食べてくれるという話をきき、
ミルクが出る、フンは肥料になるし、役に立つかと考え、
今年の5月から家の一員になっているんだって!
わざわざ草とか抜かなくっても食べてくれるからいいですね。
増井さんはひとりで里山を整備しています。
「ここの生まれなんで、小さい時は山を駆け回っていました。
なので、うちの子供にも山で遊んでほしいなって思って」
自分が遊んだ山で、
2人の子どもも遊ばせたいと思い里山へ来てみたら、
荒れていて入ることができず・・・。
山の持ち主にお願いして、3年前から山の整備を始めました。
木漏れ日の感じが綺麗ですね。
昔は生えた竹と倒れた竹が重なり合って、
奥に入れなかったそうです。
やっと光がはいるようになりました。
実際の活動は、
森の中に光を入れるために木を切り、切ったら運び出すの繰り返しです。
光のはいらない山っていうのは、
だんだん荒廃していくんだって!!(驚)
増井さんは子どもたちが起きる前や、
学校から変えてくる間の数十分から数時間の短い時間で、
手入れをしています。
竹の切りかたは、
力がかからないようにはじめに切り込みを入れます。
その後、斜めに切ると倒れやすい。
最終的にはチェーンソーで短く切ります。
私も作業を体験させてください。
力には自信がありますから!
これはツリーハウスです。
三重で遊ぼう、三重を楽しもうという団体さんが企画し、
地域の人とかボランティアさんが総勢100人で
2日間で掛かりで作りました。
子どもたちをはじめ、
地域の皆さんの集いの場所として活用しています。
屋根は竹なんですけど、
ここの里山の竹を切って半分にして使っています。
この床とか柱とかは、
倒れていたケヤキのを皮をむいて使っています。
子どもたちも小さな家を作って飾るなど、ツリーハウス制作に参加しました。
この山にあるものですべて作られたんですね。
竹やケヤキが立派に生まれ変わったんですね!
すごいですね~。
エコじゃないですか。再利用で!
全然切れないですね。
動かない!
パキパキ行っていますね。
ご自身で里山を整備されて、
こういったツリーハウスなど作って、
小さいころ自分が遊んだ里山で
自分の子どもも遊ぶってすごく素敵なことですよね。
「せっかく近くに山があるのに、
家ばかり閉じこもっているのがイヤで。
人が守っていかないと里山って続いて行かないと。
見ていて辛くなってきちゃうちゃうんで」
と増井さん。
増井さんの今後の目標は、
やっぱり里山を手入れする活動を広げるのと、
学校林というのを整備させてもらって、
子どもがすぐ遊べる山を作っていくことだそうです。
その目標にむかって、これからも頑張ってください。