三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」2010年8月1日放送

流通経路や品質が見える、安全安心な地元産小麦を開発!
世界でオンリーワンの『鈴鹿ブランド小麦』を使った食品で、地元愛をはぐくみます!

鈴鹿市で『小麦』が作られているのを知っている人は、あまり多くはいないのではないでしょうか。
しかしそんな鈴鹿の小麦を『鈴鹿ブランド』として確立し、地産地消と自給率の上昇を目指しているゲンキさんがいます!

『ファームランド鈴鹿』のみなさん。
ファームランド鈴鹿の設立は2009年。
小麦などの生産、加工、販売にたずさわるメンバー10名が、地産地消をテーマに、『鈴鹿小麦』の開発に取り組んでいます。

小麦粉に焦点を当てた理由は、「料理の豊富さ」。
パンやパスタ、ラーメン、うどん、ピザ・・・小麦粉を使った料理は、和・洋・中を問わず、数多くあります。
そこで『鈴鹿小麦』を鈴鹿のブランドとして確立し、鈴鹿市内の飲食店やスーパーなどで使ってもらうことで、地域の地産地消に貢献できるのでは・・・と考えたのです。

一昨年行われた種まき体験には、なんと地元の人たち200人が参加!

そして昨年6月の収穫体験では、こんな大型コンバインの体験乗車もありました。
種から大切に育ててきた小麦をみんなで汗水流して刈り取りました。
種まきから収穫まで、参加者全員でつくりあげた、鈴鹿の小麦。
まさにふるさとを思う気持ちの結晶です。

小麦の収穫を機に開催された『手作りうどん体験』には、小麦づくりに携わった人たちが参加。
美味しさもひとしおです。

現在は5人の農家がメンバーとして、『鈴鹿小麦』の生産に携わっています。
『鈴鹿小麦』のプロジェクトに参加することで、いろいろな料理に合う小麦は・・・など、品種についても考えるようになったそうです。

地元産の小麦だからこそ安定した供給があり、その結果、まったく新しい商品を生み出すことができる・・・。
そんなゲンキさんの思いを受け、すでに商品化しているものがありました。

鈴鹿市内の『milk cake&cafe』で販売されている焼き菓子は、『鈴鹿小麦』を使ったもの。
『鈴鹿小麦』の特性を生かすため、造試行錯誤を繰り返し、ようやく満足いくものが出来上がったのだとか。

地域に根ざした販路をつくり、消費者の声を生産者に届け、更においしい小麦をつくる・・・。
ひとつずつ確実に形になってゆくゲンキさんの思い・・・。
ゲンキさんたちの挑戦はまだまだ続きます!!