FM三重『ウィークエンドカフェ』2014年7月12日放送

今回のお客様は、津市観光協会の角谷昌彦さん。
津市の人口はおよそ285000人。
面積は東京23区、シンガポール、琵琶湖とほぼ同じです。
平成18年に10の市町村が合併して、現在の津市が誕生しました。
角谷さんに、津の町をナビゲートしていただきましょう。

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■大切な日はいつも『うなぎ』

僕が生まれる前から、安濃川などの川が豊かだったため養鰻所がたくさんあり、そのためうなぎ屋さんが多かったという話を聞いています。
平成18年、人口当たりのうなぎの消費量が全国1位になったことがあるほど、津はうなぎが盛んです。
陶芸家で美食家であった川喜田半泥子も、うなぎが大好きだったと言われています。

現在、市内のうなぎ屋さんは、約20店舗。
それぞれのお店に特徴があり、みなさんそれぞれ、好みのお店があるんです。
年末年始や棚卸しなど、ちょっとした行事があるとうなぎを食べるんですよ。

津といえばうなぎ、と認識している方も多く、市外や県外からもたくさんのお客さんがいらっしゃいます。

『うなぎダーっ津』は津市観光協会のオリジナルゲーム。
ブース出店やイベントにも参加することが多いので、ちょっとでもゲーム性を持たせ、お客様に楽しんでもらえるようにと考案しました。
ダーツなら小さなお子さんから年配の方まで楽しめるのではないかと。

『ダーっ津』はもちろん『津』にかかっています。
ダーツをすることによって、津は鰻が有名なんだと言うことを県外の方にさらにPRできる。
『ツノウナギ』という『うまっぷ』公認キャラクターがいまして、その『ツノウナギ夢シャトル』をもって、美杉の山々や海に目掛けてダーツしていただく。

ちなみに『うまっぷ』というのは、津市内の鰻店20店舗を掲載しているうなぎ専門のパンフレットです。
味の濃さやお店の特徴などが掲載されている、とても楽しい作りとなっています。パンフレット。
ぜひ自分の好みのお店を見つけて食べに行ってほしいですね。


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■映画『Wood Job!』について

『Wood Job!』の撮影は、去年の夏に美杉町で行われました。
今年5月の公開を待ちわびていた人が多かったと思います。
今はロケ地マップも完成し、そのロケ地を巡るツアーも行われているようですね。

『Wood Job!』が公開されたことで、地元をPRする機会がとっても増えました。
『Wood Job!』はほとんど美杉でロケをしたので、美杉の魅力がたっぷり詰まっています。
私ども観光協会も微力ながら協力させてもらいました。
完成した映画は、思っていた以上に楽しく面白く、本当に嬉しかったです。
美杉の山々の美しさがが伝わってくるような、映画になっていると思います。

実際に美杉を含めた津市に住んでいる方々もエキストラとして登場していますし、出演者への宿の提供、お食事の提供など、とても地元の方に尽力してもらって完成した映画です。

実は僕もエキストラとして登場しています(笑)
ふんどしを巻いて、お祭りのクライマックスシーンで、大きな大木を起こすというシーン。
朝6時に美杉に集合して、かなりの時間待ち、ようやく来た!と言う感じ。
音だけ、声だけの出演もあり、とても良い経験でした。
監督を間近で観ることもできましたし、出演者の染谷さんや伊藤さんも一緒にふんどし姿になって・・・そんな映画にちらっとでも出演できたのが、今年一番の思い出です。

8月には、『みすぎ夏まつり納涼花火大会』があります。
その時の手筒花火は迫力満点なので、ぜひ足を運んでみてください。


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■津市の見どころ!

まず、オススメは青山高原です。
春には桜やツツジ、秋にはススキ。
冬は雪が降ると行けないこともありますが、ドライブがてら走っていき、津の街を見下ろすと、まさに絶景です。

津は歴史好きの人たちにも、とても興味深い町。
城作りの名手と言われた藤堂高虎が改築した津のお城の石垣は、ほとんど昔のまま現存しているのが魅力です。
津城の他、大門商店街や津観音など、津の中心地にも歴史が詰まっていますので、車ではなく歩いてまわって欲しいなと思います。

個人的に好きな場所は、津の海です。
僕自身が育った場所が沿岸部で、慣れ親しんだ場所。
小学校のマラソン大会は御殿場海岸を走りましたし、初日の出を迎えたことも何度もあります。
津で海水浴を楽しむなら御殿場海岸や香良洲海岸があります。
ところで楯干しってご存知ですか?
網をかこって魚を放流させて遊ぶものなんですが、これも実は津市の藤堂藩が始めた遊び。
だから津市発祥の遊び。海水浴の期間中にはいろいろな自治体やグループの方々が、御殿場の海で楽しんでいます。

7月26日には、『津花火大会』が開催されます。
ご家族連れでもデートでも、お一人でも楽しんでいただける海です。
晴れた日には知多半島まで見えますし、南勢地域の神島までも望めますよ。

今、私ども津市観光協会で計画しているのは、フォトコンテストと津のミスターコンテスト。
津クィーンと一緒に津を愛し盛り上げてくれるキングを見つけたいですね。


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■津発祥の天むす、みそかつ! 

天むすは名古屋名物と言われていますが、実は津市大門の『千寿』さんが発祥なんですよ。
洋食屋のミソカツも発祥は『カトレア』さん。

それからご当地グルメが『津ぎょうざ』。
みなさんご存知の通り、直径15cmの皮で揚げた餃子なんですが、市内で食べられるお店はたくさんあります。
駅前や高速道路・安濃SAの上りでも食べることができますし、B−1グルメなどにも出場しているので、今後も津の魅力とともに発信して行きたいですね。
僕も小学生時代に食べていましたが、津市の公立小学校では1学期に1回くらい登場する、大人気メニューの1つでした。
今でも年に2回くらい、出ているそうです。
「津ぎょうざキター!」って感じで、テンションがあがります(笑)
津ぎょうざを食べて育った子どもたちが、津ぎょうざで地域を盛り上げているという団体を知って、自分の街に興味を持ってもらえたら嬉しいですね。


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津市観光協会が発行しているガイドブックにも掲載していますが、実はベビースターラーメンの『おやつカンパニー』やあんまんにくまんの『井村屋さん』・・・全国区のお菓子が津で作られているんです。
おやつカンパニーは一志町、井村屋さんは高茶屋にあります。
実は今日7月1日(収録日)は、あずきバーの日なんです。
みなさん覚えておいてくださいね。
井村屋さんは近鉄駅の構内に『irodori store』というアンテナショップがあり、ケーキや洋菓子などを販売しています。
また、毎月第3水曜日には、美杉の物産市がアスト津の中で開催されています。
そこで販売されている『美杉最中』が、実は好物なんです(笑)

津市内のいろいろな場所で、美味しいものを楽しむことができるのでぜひいろいろな場所を巡ってくださいね。


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