■フリーマーケットを開催されたきっかけは？

ちょっと話は長くなるんですが･･･。
僕は10年前まで、一人で洋服のブランドをやっていたんですが、ちょっと将来のことを考えて就職したいな、と。
で、ハローワークに行ったら、たまたま、四日市祭りなどを運営している『ＭＦＡ』が出ていまして。
イベントに関わってみたいということもあり、面接に行ったらすぐに採用してもらえて、他にフリーマーケットも開催しているということを知ったんです。

それで就職してしばらくしたら、なぜか僕が代表になっていまして（笑）
非営利活動法人は地域に貢献するボランティア団体･･･いっても、会社と同じで税金も払うし収入がないと。
それでどんどん開催するようになったんです。

■出店されるのはどんな人たち？

以前は、家にあるいらなくなったものを持ってくるケースが多かったんですが、最近はちょっと変わってきました。
ハンドクラフト系が増えてきましたね。
洋服とか、小物とか。
しかも皆さんレベルが高い！
やっぱり自分で作ったものが売れると嬉しいというか、作るほうも張り合いがあるというか。
和柄の着物を洋服に仕立てたりとか、個性的なものが多いですね。
昔はファッションも、流行の同じような格好だったのが、今は個性の強い一点物が好まれる･･･フリーマーケットのニーズが増えている気がしますね。
出店はだいたい毎回700ブースで、お客さんは5～6000人くらい。
毎回何らかのイベントを行って、手を変え品を変え･･･お客さんを集めています。
最近では、すっかり定着した感がありますね。

■このお仕事は楽しいですか？

そりゃあもう！
始めて10年、土日の休みはほとんどないけれど、毎日が充実しています！
僕は実は、もともとパソコン好きで、小学生の頃から部屋に閉じこもってばかりいる暗い子供だったんです（笑）
もちろんイベントも嫌いだし、皆とわいわいするのも苦手でした。
それが今は組織があって、人と関わりあいながら仕事をしている･･･信じられませんね。
情報を集めのために、県外のフリーマーケットに視察に行くこともあります。
リスクもあり、辛いときもありますけど、イベントが終わったときの達成感！
これがあるから頑張れます！

■中西さんの目標は？

まずは物産展とのコラボを実現させたいです！

今は、三重・愛知・岐阜でフリーマーケットを開催しているので、逆にその県での物産展に合わせてフリーマーケットを開催するとか。
また、他県に、三重の物産展とフリーマーケットを進出させるのも良いですね。

フリーマーケットは一日限りのお店やさんごっこ。
手軽に身近に･･･作ったものをお客さんに直接、手と手を通して売ったり、捨てようと思っていたものが人に渡って使われたり。
楽しみながら続けられるフリーマーケットは、まだまだ可能性を秘めていると思います。

目標は東京ドームでのフリーマーケット開催！
そして、北海道から沖縄まで、全国展開したいですね！