三重県にはマニア垂涎の老舗のおもちゃ屋さんがあるという!
サルシカ隊長と写真師マツバラは、その物欲のルツボへと潜入する!!
桑名の伝説の玩具店「いもや本店」にて物欲のカウンターパンチを食らったサルシカ隊長のワタクシと写真師マツバラは、続いて四日市へと向かった。
駅前に広がる一番街商店街の中にも、超ディープで、かつ歴史ある玩具店が存在するのだ。
おもちゃのぺんぎん。
あまりに大きいペンギンの看板が目印である。
商店街を歩けば、イヤでも目に飛び込んでくる(笑)。
ここも「いもや」と同じ吊るし系のお店である。
壁と天井がおもちゃで埋め尽くされている。
まさに「おもちゃのトンネル」を通って中へ入る。
ここも玩具店としての歴史は古い。
ワタクシがまだ鼻水を垂らしていた子どもの頃、おじいちゃんおばあちゃんに連れられてここに来たことがある。
クリスマスプレゼントにウルトラマンのおもちゃを買ってもらったことをいまでも覚えている。
が、店内がこんな様子だったか否かは残念ながら記憶にない。
ゴジラもキングギドラも、仲良くみんなで首吊り状態(笑)。
が、ここがすごいところは、ミニカーですら1台ずつヒモでくくりつけられていることだ。
お店のお父さんとお母さんに理由を聞いてみると、ひとつはやはり置く場所に困ってのことだという。
しかしもうひとつは、万引き防止だそうだ。
「いまの万引きはねぇ、残念ながら笑って済まされるレベルじゃないんですよ。
もう窃盗レベル。
食べていくために、面倒だけれどひとつひとつビニールに入れてヒモでくくってるんですよ・・・」
なんとも残念な理由である。
お店存続のためにも悪いことはしないでほしいのだ。
お店の看板おとうさん(笑)。
実は以前、三重テレビの番組のロケで林家菊丸さんとワタクシが商店街を歩いていたら、このお父さんに「まあ、店を見てきなさいよ、撮影してきなさいよ、はいはいおいでおいで」と声をかけられたことがある。
さぞテレビに出たりするのが好きだろうと思っていたら、「ワシはテレビとか写真に写るのいややあ」という。
映して欲しいのはお店であって、自分じゃないのだ。
「どこに何が置いてあるかわかるんですか?」といもやと同じ質問をしてみた。
「そりゃあわかるよ、商売やから。
本当はもっと整理したいんやけど、場所を変えるとお客さんがわからへんようになるで出来やんのさ・・・」
昔お客さんだった人が子どもを連れてやってくる。
いまやその子どもが自分たちの息子や娘を連れてやってくる。
三世代でお世話になっているお客さんがいるという。
「このあいだはお客さんやった人が孫を連れてやってきた。
そりゃあワシらも年をとるはずやあ」
店主のおとうさんはちらりとお客さんの方に目をやりながら笑うのであった。
おもちゃのぺんぎんには2階がある。
頭上に気をつけながら階段を登ろう。
ちなみに1階の商品は2階へ持ち込み禁止であるのでご注意を。
2階はプラモデルとジグソーパズルがずらり。
かなりの品揃えである。
特にジグソーパズルはすごい。
こんなにたくさん並んでいるのを初めて見た。
「ぬおおお!」
「むむむ!」
「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
ここもお宝ざくざくである。
最新のものに混じって激レアのプラモデルがさりげなく置かれている。
サンダーバードとか宇宙戦艦ヤマトとか、当時のままのパッケージで販売されている。
ワタクシはここで、デスラー艦とブラックタイガーのプラモデルを購入。
そう、これはゲンキ3ネットのプレゼント用だ!!(応募方法は1番下に!!)
おもちゃのぺんぎんに別れを告げて商店街に出た。
外れの方にもう1軒、なかなか味わい深い玩具店があると聞いたのだ。
が、そこへ行ってみると、シャッターが下りていた。
古い貼り紙が風に揺れていた。
もうずいぶん前に店を閉じてしまったらしい。
ずっとハイテンションで取材してきたのに急に寂しい流れとなった。
ネット通販、大型量販店・・・。
おもちゃを買う方法はずいぶんと変わった。
でもおもちゃ屋さんに入る時のあのワクワク感。
中に入って、棚からあふれるおもちゃに目を見張り、笑いがこみ上げるあの瞬間。
それは子どもだったときも今も変わらない。
たぶんこの先も。
いもやもペンギンも末永く営業してもらいたいものだ。
最後にプレゼントのお知らせ〜!!!
上記の3つの超プレミア・プラモデルを3名の方にプレゼント!!!
下の申し込みフォームに、
1,お名前(フルネーム)
2,メールアドレス
3,題名:プラモデルプレゼント
4,内容に、以下のほしいプラモデルの番号と名称、
①ウルトラホーク2号
②新型デスラー艦
③ブラックタイガー
そして住所と電話番号を書いて送信してください。
締め切りは11月15日。
当選は発送をもって代えさせていただきます。