三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」2011年5月15日放送

どんなに忙しくても、工房から笑いが絶えることはありません!
『箱ずし』を通して、お米の美味しさを伝えていきます!

四季折々の花が咲き乱れ、平日でもたくさんの人で賑わう、桑名市長島町『なばなの里』。
その駐車場の一角に拠点を構えるゲンキさんたちがいます。

『すし工房なばな』のみなさん!
JAの女性部から誕生したグループで、現在メンバーは12名。
地域の食材を使って、地域の女性たちが楽しみ、力を発揮できる場をつくりたい、そんな思いから、6年前に結成。
地元の伝統料理であった『箱ずし』を復活させたところ、大好評!
現在は注文に応じて『箱ずし』や『押しずし』『お弁当』などをつくり、なばなの里での販売はもちろん、地域を越えて配送しています。

この日の仕込みのスタートは、なんと午前3時半。
普段の箱ずしの他、なんと130個ものお弁当の注文が入ったそう!
しかし、農家の台所を守ってきたお母さんたちの動きは、淀みがありません。

お弁当のおかずに使う野菜などは、なんとお母さんたちの持ち寄り!
それぞれの家で作られた農作物です。
出来合いのものは一切使わず、すべて手づくり・・・これも人気の秘密です。

130個のお弁当完成!

お母さんの知恵と愛情が詰まった『すし工房なばな お弁当』。
箱ずし、太巻き寿司、いなり寿司、筑前煮に、山芋の梅肉あえ、菜花のごまあえ、はりはり漬に、たけのこのヌタ。
さらにデザートのリンゴゼリー。
手づくりでこれだけ入って、なんと500円です!!

そして配達は、部長の伊藤さなゑさん。
「やっている以上は、最後まで責任をもって持って行かんと」と自ら車を運転して、どこでも配達に向かいます。
お弁当を会場に納めるところまで、普段は一人で行っているそうです。

作業合間の朝食のひととき、お母さんたちの充実した笑顔が並びます。
『すし工房なばな』のみなさんがはじめたこと。
それは仕事を起こす「起業」ではなく、喜ぶ業と書いて「喜業」だと伊藤さんは言います。

自分も喜び、食べる人を喜ばせ、そして地域全体に喜びを・・・!
その思いで、お母さんたちは毎日がんばっています!