四日市物語「ナオちゃんの教えてエコ」2009年7月号

鳥羽の海はキラキラ輝く宝石箱。
波のリズムに合わせてネイチャーツアーに出かけよう!

■エコツアーって?

エコツーリズムって聞いたことありますか?エコロジーの考えを持った観光のことなんだって。知らなかった~!(恥)
地域活性化と環境保護・自然と直接触れ合う体験を求める声にこたえたのが海島遊民くらぶのガイド付きエコツアー!

■専業主婦からガイドへ

ガイドは自然・地域文化を紹介し、地元住民と観光客とをつなぐ仕事。鳥羽の自然と地域の人達の温かい協力のもとに成り立ちます。
3人の子供がいる兵頭智穂さんと桃園ゆかりさんにガイドを始めた理由を聞いてみると・・・桃園さんは、同級生であり、海島遊民くらぶ代表・江崎貴久さんの楽しく働く姿に憧れて。
ガイドになるまで海も生き物も苦手だったとか。(驚!) 
アウトドアな兵頭さんは「タダで島へ遊びに行けるよ~」と保育園で顔見知りの桃園さんに聞き、「ラッキー♪」と思ったからと、いたって単純な動機。
家事と育児と仕事は大変じゃないの?
「自然で遊ぶ楽しさを伝え、自然保全を考えてもらうのはやりがいがあって気にならないよ~」
「生き生きしている私を見て、旦那さんが家事・育児に協力してくれるの」「美味しい海産物がタダでもらえるなんて主婦としては最高!」(笑)
キラキラ輝く目で教えてくれました。

■ガイドはキレイであれ☆

「ガイドはキレイでなきゃダメ。スッピンなんて論外。常に身だしなみを心がけて」
 二人は代表の江崎さんにしょっちゅうそう言われているそうです。
でも・・・実際はどうなの?
「ムリですよ~。基本が外、それも海での活動なので日焼けで真っ黒!髪はバシバシになるし~!!」
美を保つには努力が要ります。(実感)

■私たちの大切な海と島だから

ここ5~6年、鳥羽の海でも水温上昇により藻が増え、海草の種類も変化し、生物も減ってきているそうです。
浜辺ではペットボトルが漂着ゴミとなり、海中では発泡スチロールが亀の死亡原因となり、岩場では使用済みの釣り針が鳥の怪我を引き起こしています。
「関係ないような場所でのポイ捨ても川から海へ。さまざまに影響します。自然はつながっている事を伝えていきたい」(桃園さん)
なるほど、ちょっとした意識を持つことが、自然を守ることにつながるんだね。

ナオちゃんの今月の学び
「人とのつながりこそがずっと続けていける力」という2人。自然を守っていくためにはみんなの力と継続が大切なんですね。