三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」2011年6月5日放送

400年の歴史を持つ松阪の娯楽芸能『しょんがい音頭踊り』を守り続けて40余年・・・保存会自体がいまや貴重な存在です!

およそ400年ほど前から、松阪に残る郷土民謡。
それが『しょんがい音頭踊り』。
蒲生氏郷公が松坂城を築城した際、その完成を祝って唄い踊りだしたのがはじまりだと言われています。

この踊りを守り続けているのが、『松阪しょんがい音頭踊り保存会』のみなさん!

400年の歴史を持つ、松阪唯一の娯楽芸能『しょんがい音頭踊り』をしっかりと後世に残し、踊り続けていきたい・・・。
そんな思いが結集し、保存会が発足したのは、なんと40年以上も前。

2003年、松阪市から無形文化財の指定も受けてからは、ますまず活動が広がり、会員も200人を越えました。

しょんがい音頭踊りは、男性に誘われて恥ずかしそうに顔を隠しつつ踊る、娘さんの仕草が元になっていると言われています。

かつては村ごとに踊りが違い、出身地がわかるほどだったとか。
まさに400年にわたって松阪に根づいてきた伝統芸能なのです。

そして、踊りと並んで重要なのがこちらの音頭。
地域に伝わる古典を唄い、今の時勢を唄うため、囃子も唄も生演奏です。

『光れ街道 夢おこしの会 灯ろう点灯式』のイベントに招待された『しょんがい音頭踊り保存会』のみなさん。
これは二見の町をゲンキにしようと開催されたもの。

国の重要文化財である賓日館の中で、伊勢と松阪を結びつける華やかな催しが行われました。

松阪から伊勢へ。
そして伊勢から松阪へ。
それぞれの地域に伝わる踊りと唄を披露し、文化と歴史を伝え合う・・・大いに盛り上がり楽しめる地域交流です。

そしていまや、『松阪しょんがい音頭と踊り保存会』の活動は県内だけにとどまりません。
愛知万博、そして松阪と友好都市提携を結んだ中国の無錫市(むしゃくし)でも『しょんがい』を披露。
松阪の文化と歴史を、世界に伝えています!