斎宮跡出土品展「発掘調査」と史跡公園「さいくう平安の杜(もり)」

■開催期間

平成27年11月21日(土)から12月6日(日)
9時30分から17時(ただし入館は16時30分まで)
【休館日】11月24日(火)・30日(月)
※11月23日(月祝)は開館します。

■開催場所

斎宮歴史博物館 特別展示室(多気郡明和町竹川503番地)

■内容

平成27年10月24日、史跡斎宮跡の新しい顔である、三棟の復元建物を中心とした史跡公園「さいくう平安の杜」がオープンしました。復元した斎宮跡柳原(やなぎはら)地区は、平安時代を通して、斎王の生活を支え、都や神宮とさまざまな調整事務を行い、斎宮の財源である土地を管理・運営する実務的な役所「斎宮寮(さいくうりょう)」の中心である「寮庁(りょうちょう)」だったと考えられています。
 斎宮歴史博物館では、この「寮庁」を再現した史跡公園「さいくう平安の杜」のオープンを記念して、これまでの発掘調査のあゆみや、その成果をもとにした斎宮再現の過程をご紹介します。

【観覧料】無料
【主な展示内容と展示資料】
 (1)斎宮跡柳原地区での復元整備にいたるまで(パネル)
 (2)「寮庁」柳原区画の発掘調査  
   (展示資料)
     ・饗応(きょうおう)のために用いられた土器(土坑にまとめて投棄された土器)
     ・斎宮中枢部にふさわしい高級陶磁器(貿易陶磁・緑釉(りょくゆう)陶器など)
     ・柳原地区の性格をうかがわせる墨書(ぼくしょ)土器(土器に文字を書いた資料)
     ・柳原地区では見つからなかったもの(土馬・小型模造品などの祭祀(さいし)遺物、
      役人の実務に関わる硯(すずり)・帯の飾り(石帯))
 (3)「内院」牛葉東区画の発掘調査
   (展示資料)
     ・斎王の宮殿「内院」を彩った出土品(平仮名いろは歌墨書土器、緑釉陶器、陶枕(とうちん)など)
 (4)発掘調査成果から史跡整備へ
   (展示資料)
     ・復元建物の建築過程の紹介(復元建築工事で用いた大工道具など)
 (5)史跡斎宮跡と整備地の活用(パネル)