三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート!」2009年5月3日放送

ミネラル分たっぷりの美味しい天然水で栽培されるクレソンはひと味違う!
今までにないクレソンを中心にしたお料理で、身体も地域もゲンキに!

奈良県との県境。1000m級の山々に囲まれた、櫛田川の水源地域のひとつ、飯高町波瀬。
今、その豊かな清流を利用した、波瀬の新しい特産品が生まれています。

それがクレソン。
しかしクレソン自体は、そもそもは自然に繁殖していたもの。
身近すぎて、誰も目を向けなかったこの食材の素晴らしさに気づいた人がいたのです。

『波瀬むらづくり協議会』の臺尚(だい ひさし)さん

定年を迎えて大阪から移住してきた臺さんは、自生しているクレソンに気づき、地域の人たちが見向きもしないのに驚いたそうです。
「空気が良い、水が良い、人も良い・・・波瀬は最高の環境ですよ。
この清流で育ったクレソンも最高の味です!」
そこで地域の人にもクレソンの美味しさを知ってもらい、クレソン作りをスタート。

現在では生産農家も増え、休耕地を利用して積極的にクレソンを栽培しています。
生産量の増えた今では、波瀬の特産品にするべく、温泉施設や『道の駅飯高』などでも販売。
クレソンを使った加工品も作られています。

クレソン・山菜料理『はぜの風』
地元の特産であるクレソンをさまざまな調理法で楽しむことができるお店です。
臺さんからクレソンの美味しさを学んだ、地元のお母さんたちが切り盛りしています。
「この力強い味のクレソンは、料理の添え物ではなく『野菜』として食べて欲しい」と、臺さん。

『はぜの会』代表 北村京子さん

「私は生まれも育ちも波瀬なのに、こんな素敵な食材があるなんて知りませんでした。
これからは『波瀬といえばクレソン』と言われるように、美味しい食べ方を提案したいです」

クレソンは火を通すと苦味が消え、しかもシャキシャキ感は損なわれないので、お鍋に最適。

クレソン鍋セットは懐石弁当つきで2500円。

他にもクレソンの天ぷらやクレソンのムースまでメニューにあり、クレソン料理を堪能できます。
ムースは意外にも、男性に人気だとのこと。

クレソン作りによって地域の人たちの暮らしに張りがうまれ、クレソン料理が地域の外からのお客さんを呼び・・・。
空気と水がきれいなここ波瀬は、クレソンで人も地域もゲンキになっています!