三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2016年6月5日放送

幅広い世代が集い、そこで顔を見合わせ、世間話を楽しみ、そして、様々なイベントも開催!
約15 人のボランティアスタッフが運営を支えます!

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かつて静かな丘陵地だった津市・南が丘地区。
大規模な住宅地の開発が進み、それに合わせて設置された南が丘駅は、近鉄名古屋線としては最も新しい駅になります。

 

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そんな南が丘地区の南が丘会館でこの日行われていたのが『喫茶サロン南が丘』。
もうたくさんの方が喫茶を楽しんでいます!

 

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「一緒に来ているのはご近所さんで、もう40年来のお友だち。
お隣の方は、今日が初デビューなんですよ」

「始まってからずっと来ている大常連です。
毎回来ています。美味しくて楽しいですね」

「私たちはウォーキングの途中でたまたま。知ってはいたのですが機会がなくて・・・。お菓子も美味しいですね」

そう、こちらは地域の人が運営するコミュニティ・カフェ『喫茶サロン・南が丘』。
去年5月にスタートし、南が丘に暮らす地域住民がボランティアで運営しています。
営業は毎月第二・第四土曜日の午前9時から正午まで。
会費は、1人につき200円で、飲み物と焼き菓子付き。
他にも、モーニングセットなどもあります。

 

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「喫茶サロン・南が丘」の営業当日、朝8時。
すでにメンバーのみなさんによって、準備が始まっていました。
会議室からテーブルや椅子を運んだりと力のいる会場設営は、主に男性の仕事です。
男性のボランティアメンバーが多いのも、こちらの特徴。

 

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「普通の会議用机なんですが、クロスを1枚貼るだけで雰囲気が変わりますよね。高齢化が進んでいるので、ちょっとでも会話できるようなスペース作りを心がけています」

と、ボランティアスタッフの久保善一さん。

「自分たちは仕事をまだしてるので、喫茶サロンの運営が息抜きになります。お客さんが居心地が良いと思ってもらえるなら、それがやりがいになります」

と、同じくスタッフの森川久さん。

 

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こちらは焼き菓子スペース。
なんとすべて、手作りなんです!

「ベーキングパウダーを使わない、米粉を使用するなど、体に優しいお菓子ばかりです。
作ってくれるのは代表の河合さんで、私たちはラッピングのお手伝いを指定ます」

と、森井さゆりさん。

 

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テーブルには、季節の花が飾られます。
メンバーのみなさんに頼まれた地域のお花好きな方が、ボランティアでお花を提供し、コーディネートしています。

一方厨房では、女性スタッフが準備に追われていました。
モーニングセットに、飲み物の準備。
オープンまでの1時間は、いつもあっという間だそうです。

 

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こちらが『モーニングセット』300円。
サンドウィッチ、フルーツヨーグルト、コーヒーのセットです。
ハムは薄いものを使用、レタスも柔らかいものを使うなど、年配の方でも食べやすいよう、心がけているとのこと。
コーヒーももちろん、直前に挽いたものを使い、担当の男性が淹れています。

 

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そして、この日もスタートしました『喫茶サロン・南が丘』。
去年5月にスタートして、はや1年。
今や地元南が丘には欠かせない存在になりつつある『喫茶サロン・南が丘』。
安くておいしい、居心地がいい・・・そんな噂が口コミで広がり、今では地域外からもたくさんのお客さんが来るようになりました。

地域のみなさんの憩いの場所。
おいしいお菓子と朝食が頂ける、ホっとできる場所。
そして、何より、メンバーのみなさんと気軽に話せる場所。
『喫茶サロン・南が丘』では、コーヒーやモーニングの提供だけでなく、こうしたさりげない会話のやりとり・コミュニケーションを大切にしているそうです。

 

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この日は、地元コーラスグループによるミニコンサート。
第2土曜日はミニコンサートなどのイベント、第4土曜日は、健康体操教室と
毎回、様々な企画催しを開催しています。

 

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「楽しみにしてもらっているというのが、とても強く伝わってきますね。
第2と第4の土曜日にやっていますけど、毎週やってくれと言われています。地域の方も本当に楽しみにしてくださっていて、ありがたいですね」

と、『喫茶サロン・南が丘』の代表、河合裕美さん。

地域の人が、地域の憩いの場所をつくる。
そこで語らい、笑い
そして、人のつながり・楽しみの輪を広げていく。

三重県各地、そして、全国で次々に誕生しているコミュニティ・カフェ。
その可能性は無限のようです。