三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート!」2009年5月31日放送

三重大学といえば、エコ活動と地域貢献!
学生主体の委員会が、環境マネジメントの国際規格『ISO14001』を取得!

津市内の町屋海岸で、ゴミ拾いを行っている人たち。
彼らの中に、何人もの三重大学の学生たちがいます。

地球温暖化防止の研究など、もともと環境への関心が高い三重大学。
さらに『環境先進大学』を目指そうと、2006年に環境に関心のある学生を募ったところ、半年でなんと約130人集結!
そこでクラブやサークルではなく、大学の組織のひとつである『三重大学環境ISO学生委員会』を設置。

行政や大学との会合や勉強会・・・さらに学生のリサイクル意識を高めるための啓蒙活動などを行った結果、2007年、国際的な環境マネジメントシステム規格である『ISO14001』の取得をしました。

総合大学が一括で認証を受けたのは、全国でもはじめてのこと。
学生ならではのアイディアと行動力で、さまざまな活動に取り組んでいます。

■町屋海岸プロジェクト

大学前の海岸『町屋海岸』の清掃活動。
目標は「裸足で歩ける海岸にする」こと。
地元のボランティアグループ『町屋百人衆』に協力しての取り組みで、子どもを含めた地域の人たちも参加しています。
参加者は増えており、環境に対する意識の高まりを感じます。

■放置自転車プロジェクト

敷地の広い構内だけに、自転車での移動が多い三重大学。
それだけに放置され、処分に困っていた自転車も多かったそうです。
そんな放置自転車を、この学生たちが修理して再利用しようという試み。

カラーリングされ、よみがえった自転車は、大学内の共用自転車として利用されています。
まさに資源の有効活用です。

■コンポスト・プロジェクト

構内の落ち葉を集めて、堆肥作り。
この菌が発酵を促すのだそう。
大学内の花壇に使われます。

■古紙再生利用プロジェクト

大学内で回収された古紙を、トイレットペーパーにリサイクル。
なんと大学内で使用されるトイレットペーパーの1/3が、このリサイクルペーパーです。

■レジ袋削減プロジェクト

三重大学オリジナルエコバックを作成。
2006年から大学生協とレジ袋有料化を実施したところ、生協での削減率98%を達成しました!

その他にも上記の成果を地元小学校で発表するなど、環境教育活動にも貢献しています。

これからの町を作るのは、若い人たち。
大学から地域へ、学生たちから子どもへ・・・と、地域と世代を超えて、環境に対する取り組みが広がって行ってるのです。

環境教育、エコ活動について、その他、環境に関することいろいろ・・・地域から大学に要請があった際はいつでも『三重大学環境ISO学生委員会』が駆けつけます!