三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2016年8月7日放送

80人もの大所帯からなるリコーダーオーケストラの初コンサートに向けて、演奏者・保護者達が取り組む姿をリポートします!

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三重県内で二番目に児童数が多いという、鈴鹿市立旭が丘小学校。

こちらのリコーダークラブは、子どもたちとは思えないくらいふくよかで優雅な音色を奏でています!

 

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その指導にあたってきたのが、音楽担当の長岡むつみ先生。
リコーダークラブが設立されたのは、長岡先生が転任してきた2年前。
にもかかわらず、県内、東海地区、全国で、数々の賞を受賞。
昨年・今年と全日本リコーダーコンテストの合奏・アンサンブルで金賞を連続受賞。
学校関係者を驚かせました。

 

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そんな彼女が県内のリコーダーグループなどに呼びかけをして実現することになったのが、平成28年8月11日、鈴鹿市民会館で開催される、『鈴鹿リコーダーオーケストラ』。
80人で奏でるリコーダーの大演奏会です。

 

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演奏会を行おうと思ったきっかけを、長岡さんにお聞きしました。

「大阪のシンフォニーホールで昨年夏に開催された『100人のリコーダーオーケストラ』に参加した際、演奏に鳥肌が立つという経験をして『鈴鹿の子どもたち、リコーダーグループのみなさんにも是非味わって欲しい』と思ったのがきっかけです。
大人と子どもが一緒に演奏するのがポイントです。
集まる時間を設定するのが大変ですが集中して集まり、練習が成り立ったっていうのが本当ありがたいです。
現在ラストスパート。
最後の仕上げは音よりも、気持ちですね」

 

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練習の準備、基礎的なトレーニングは子どもたちだけで自主的に行われます。
ここでは腹式呼吸のトレーニング。
大きなコントラバスリコーダーや高音の出るソプラニーノリコーダーなども使用しています。

 

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この日の練習には、白子中学校の生徒たちも参加。
彼女たちも長岡先生の教え子で、オーケストラに参加します。

 

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その頃、別の教室では、ボランティアスタッフのみなさんが集まり、演奏会の準備中。
みなさんは、リコーダーを演奏する子どもたちの保護者です。

「みんな子どもが参加しているので、子どもが演奏するなら母たちもがんばろうと思いました」

「楽しくのびのびとやっているので、後はさらに努力を続けてもっとうまくなって欲しいですね」

「できないことがあり、家で泣くこともありますが、『楽しい』『やめられない』と言うので協力しています」

と、ボランティアのお母さんたち。

 

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この日の夕方は大人のメンバーも参加しての練習。
大人数になるので準備だけでも大変。
ここでもお母さんたちのボランティアスタッフが大活躍です。

 

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月に1〜2回行われる合同練習には、オーケストラで指揮をつとめるプロ奏者・北山隆さん、松浦孝成さんらも参加。
細部にわたって完成度を高めてきました。

 

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リハーサルで全体演奏。
歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より間奏曲です。

 

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「一緒に出場してみないかとお誘いいただき、またとない機会なので参加しました」

「音が少人数でやるより拡がりがあって迫力のある演奏が出来ているなあと、吹かせてもらっていて楽しいです」

「一つのパートを何人かでするということで、間違っても目立たなくて良いと思っていましたがとんでもない、音が合わなかったり、タイミングが合わなかったり、とても緊張します」

と、参加者の大人たち。

 

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「来てくれた人たちが楽しめて、また来てみたいと思えるコンサートにしたいです」

「聞く人が聞いたことのない音楽をやりたい」

「自分たちが吹いていて楽しい演奏にしたいです」

と、子どもの参加者たち。

「もちろん、聴いて下さった方に『リコーダーってこんな音がするんだ』と感じてもらうのはもちろん、演奏する80人も『自分たちも吹いてきたけどとてもいいじゃん』と思ってもらえるとうれしいですね。
そして聴いた人が『リコーダーにをやってみたいな』と興味を持つきっかけになれば・・・。
頑張ります!」

と、長岡さん。

 

『鈴鹿リコーダーオーケストラ』、8月11日木曜日、午後2時より鈴鹿市民会館にて開催です!

 

鈴鹿リコーダーオーケストラ
開催日時 平成28年8月11日(木) 14:00〜
開催場所 三重県鈴鹿市神戸1-18-18 鈴鹿市民会館
お問い合わせ 059-386-1693(文具・模型おおはし)
チケット 全席自由 前売券2000円 当日券2500円 中学生以下1000円