FM三重『ウィークエンドカフェ』2017年5月27日放送

今回のお客様は、NPO法人市民ネットワークすずかのぶどう『Waraひろば』の代表である丹賀恵理さんと、メンバーの方々。
『Wara広場』は、白子駅のすぐ近くにある白子サンズの3階にあります。
ショッピングセンターの中になるので、いろんな年代の人たちの目にふれやすい場所にあるんですね。
そこで2014年4月に立ち上がったのが『Wara広場』。
地域のお母さんと子供たちのために活動が始まりました。

           右から2番目が丹賀さん

う、童から付けられた名前が『Wara広場』

『Wara』は「笑う」という意味合いと、「童子(わらし)」、そしてキャラクターの『Wara星人』から来ています。
『Wara星人』はみてもらうとわかりますが、Waraが髪の毛や目となっているんです。

 

子に子供たちが遊べる場所をつくろう!

今の代表は、私ともう一人。
もともとはその人がボランティアをしている時に、「白子地区に子どもが遊べる場所が少ない」とお母さんたちから聞き、こちら『白子サンズ』をお借りすることになったそうです。
その時に私が声をかけてもらい、賛同して今に至ります。
市外の人からすると、鈴鹿は人口も多く、さらにその中心が白子ですので、遊び場がないというのはちょっと意外に思われるかもしれません。
鈴鹿市は核家族が多く、車を持っていない、もしくは免許を持っていないお母さんもたくさんいます。
この場所は白子駅から歩いて4分。

その観点からも、白子駅近くというのはとても便利だと思います。
小さな公園はいくつかあるのですが、あまり人が集まるような感じではありません。
支援センターも何箇所かありますが、やっぱり車がないと行けなかったり、交通手段がなかったり、あとは入りづらいという声を聞いています。
入りづらいというのは、たくさんのお母さんが思っていることなので、ショッピングセンターの中にあるというのが、一番の狙いどころなんです。
本当にこの『Waraひろば』はオープンな場所にあるので、お買い物のついでに自然に寄ってもらいやすいですし、人の輪に入りづらいお母さんや、人混みが苦手な人にも利用してもらえると思います。

 

ッズルームの無料開放やママ交流会などを開催

キッズルームは無料で開放しているので、いつでも利用してもらえます。
毎週日曜日に小学生を対象に、子どもが手先を使って何かを作る『親子で楽しむ体験教室』を開催しています。
あとは年に3回ほど、ここ『Waraひろば』で乳幼児とお母さんと対象とした、少人数制の『ママ交流会』もはじめています。
他にもサンズを飛び出し、声をかけてもらった小学校やショッピングセンター、いろいろな施設で親子体験教室を行う『とびだせWaraひろば』も行っています。
それから『Waraマルシェ』という、地域活性を目的としたマルシェをやっています。
ハンドメイドをしているけど、なかなか一歩を踏み出せない人たちのためのマルシェです。
いろいろなことが並行しているので、忙しいような忙しくないような・・・。
気がつくとやっちゃっている感じですね。
アイデアがそんなに浮かぶタイプではないのですが、周りからは変わっていると言われます。
その時の状況で自分ができることをしてきています。

 

araっこ商店街は子供たちが先生をすることも

いちばん重要なのは『Waraっこ商店街』という、子どもが講師となってお客様を接客するというイベント。
『Waraっこ商店街』では、何をやるかを決めて、当日は子どもが講師となり、親たちは口出し禁止で見守りします。
子どもが実際に接客して、子どもたちに作り方などを教えます。
子どもたちもその日のためにいろいろ考えています。
最初は緊張している子もいましたが、慣れてきた子は会を重ねるごとに、下の子に教えることができるようになっています。
本当に成長を感じます。
講座は空き瓶ライト作り、レジンのキーホルダー作り、スイーツデコ作り・・・その時々です。
けっこう大人顔負けのレベルの高い講座もありますよ。
大人よりもお客様を迎える姿勢がちゃんとしているというか、1人のお客様が終わったら机の上を綺麗に片付けて、次の方のためにセッティングしたり。
それからラッピングもけっこう凝っていますね。
私たちも見習わないとと思います。

引っ込み思案だったり人前で話すことが苦手だったりした子どもが、『Waraっこ商店街』に参加したことで、生徒会長に立候補するようになったとか聞きます。
『Waraっこ』に参加したおかげと言ってもらえるので、そういう成長はとても嬉しいですね。
今の子はコミュニケーションが苦手な子が多いので、これからの時代、一番大事な力を付けていってほしいですね。

 

つも楽しい『Waraひろば』!

井上 私は副代表を務めています。
現在子育て中で3姉妹の母で、こちらでのメインは『Waraひろば』の親子体験教室の講師で、ガラス彫刻体験をしています。
こちらに参加したのは約1年前。
どのイベントもとても盛り上がっていて、親子ともども楽しく参加させてもらっています。
子どもたちも、とっても楽しくて全部作りたいと言っています。
雨でも安心なので、いつでも楽しめるのがいいですね。

 丹賀さんから『親子体験教室』を誘われたのが一番最初です。
子どもが3人いるのですが、その後、子育てが一段落したことと、子どもが好きなこともあり、今は年に3回行っている『ママ交流会』のお手伝いのボランティアをしています。
自分が子育てしていた当時とは環境も違いますし、赤ちゃん用品もまったく違うので、将来孫が生まれた時に役立つかなと。

吉井 私はこの4月からお手伝いさせてもらっています。
まだ何もわからない状態ですが、丹賀さんを始めとするみなさんががんばっているのをみて素晴らしい活動だと思い、土日のマルシェのお手伝いをしました。
子供の笑顔を見られるのが本当に素晴らしいので、これからもお手伝いしていきたいと思います。
いつも楽しく、笑顔いっぱいでお手伝いさせてもらっています。