殻を作る珍しいタコ「タコブネ」展示のご案内
■内容
2019年12月17日(火)から、殻を作る珍しいタコ、タコブネの展示を始めました。タコブネは水族館での展示例も少なく、生きている姿を見られる機会は、滅多にありません。今回はサイズも様々で今まで見たことが無い小さなタコブネも搬入されました。タコブネの生きた姿が見られる貴重な機会ですので、ご覧になられたい方は、是非、お早目にお越しください。
タコブネ | ||
学 名 | : | Argonauta hians |
英 名 | : | Winged argonaut、Brown paper nautilus、など |
分 類 | : | 軟体動物門 頭足綱 タコ目 カイダコ科 |
分 布 | : | 本邦太平洋・日本海側の暖海域 |
大きさ | : | 殻長8-9cmに達する。 |
特 徴 | : | その姿から、巻貝などの仲間と勘違いされやすいが、「フネダコ」の別名で知られるタコの仲間で、表層浮遊性。特殊化した腕から炭酸カルシウムを分泌し、薄い飴色の殻を作る。この殻を作るのはメスのみで、産卵場所として使用したり、空気を出し入れすることで浮力調整にも役立てていると考えられている。オスはメスよりも小さい。生きた状態で見つかることは稀であり、今回は9匹ものタコブネが同時に発見された珍しいケースと思われる。 |