令和3年度 宣長十講

■開催日時

2021年5 月、6月、7月、12月、2022 年1月、2月、3月(第三土曜日)
【時間】午後2時から(1時間)
※コロナウィルス感染拡大防止の観点から、通常年間10 回開催の「宣長十講」を、本年度は全7 回に縮小させて頂いております

■開催場所

本居宣長記念館 2 階講座室(松阪市殿町1536-7)

■内容

宣長は、自らのもの学びの原点を「読書」だといいます。『源氏物語』を読めば、これ以上の物語はないと感激。江戸前期の契沖が記した注釈書には、これまでにはない実証的な学問の世界が拡がっており、独学する宣長の指針となりました。賀茂真淵先生と出会い、「『古事記』を読みたいなら、まずは『万葉集』だね」とアドバイスを受ければ、真淵先生とみっちり『万葉集』の勉強を続けながら、『古事記』を読んでいく。宣長の書き込みだらけの『万葉集』は、膨大なデータバンクのようです。『古事記伝』を書いたような人だから、やっぱり宣長は『古事記』派でしょ?と思いきや、『日本書紀』だって誰より丹念に読んでいます。宣長の研究対象は、自分の時代まで伝わってきた、古典文学の数々。本との出会いの数だけ受けた恩恵を、今度は自分の研究成果を出版する、という形で後世に伝えていきます。「本棚を見ると、その人がわかる」といいますが、では、宣長さんはどうでしょう?先人たちのものから自著まで、たくさん詰まった鈴屋の本箱から、宣長の学問や考え方、性質をのぞき見る全7 講です。
 
【受講料】各回 資料費100 円  ※事前予約制
 
☆申込み・詳細はこちら→http://www.norinagakinenkan.com/jyukkou.html