『M子の地産地消レストラン』2013年5月

「その地でとれた食材を、その地で食す!」
津市美里町の某所に、地場産の野菜などを使ったマクロビオティックランチを味わえるカフェあり!
秘密にしておきたいので、詳しい場所は載せないまま、お料理をたっぷり堪能してまいりました!

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M子の暮らす、津市美里町に『カフェ』があるとの噂を聞いたのは、数年前。
実は何度かお店の前まで行ったことがあるのですが、何故か定休日に当たってしまい。
また、正直、
「こんな場所ではお客さんも来ないのでは・・・」
と、高をくくっていたのです。

だがしかし、私が間違っていました。

ここは載せたくありません。
でも、お料理を紹介したいのも確か。
なのでみなさん、くれぐれもお店に突撃しないと約束してから読んで下さいね!!!


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場所はこんな感じ。
こんな超絶風光明媚な風景を望むことのできる場所に、そのお店はあります。


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『やまざとカフェ 桃』。

「まさかこんな場所にお店が・・・」と、まず思いました。


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お店は、和服リメイクの『アトリエ澄』と一緒になっています。
実はこのお店は、お母さんと娘さんの二人三脚。
お母さんが『アトリエ澄』を、娘さんが『やまざとカフェ桃』を営んでいるのです。
なので店内には素敵にリメイクされた和服が飾られています。
そして、カフェの接客担当もお母様。
とても明るく元気な方ですよ!


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店内の撮影はちょっとしずらく・・・。
見晴らしの良い窓から見た景色。
この眺望に向かって、美里町の家具作家、油田陽一朗さんのカウンターテーブルがドーンと!
これは実際に見てもらわないと、想像がつかないかもしれません。


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そして、来ました!
『本日のランチ』1500円!
品数が多いです!
しかもすべてが植物性!


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『竹の子とれんこんもちの煮物』。
竹の子がフレッシュ!
ちゃんと生の竹の子を茹でた証の、はんなりとしたエグみ。
竹の子好きにはこれがたまらないのです!
そしてれんこんもちが、もっちもちですごい弾力です!
素揚げしたものを煮てあるので、物足りなさ感もなく、味付けも、ご飯に合うしっかりとした濃さ。


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『とろろ芋ととうふの落とし焼き』
これは・・・美味しい!
まわりの一層だけがサクッとしていて、中はふわふわのスフレのような食感。
思わず、「おおっ!」って声が出ちゃいますよ。


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左上:人参の葉っぱのごま和え
人参は間引いたものをごま和えに。
あ、食材は基本、すべて地元産です!
これがやや甘めで濃いめで、ご飯に合うこと!

左下:なすと厚揚げのマーボー風ソテー
焼くことでなすの味がしっかり出て、厚揚げは豆の味が濃く。
そしてマーボーはこっくり甘辛でボリューミーな味わいながら、ひき肉は使われていません!
すごい!
さきほども書きましたが、物足りなさ感がまったくないのです。

右:しいたけの天麩羅
し、しいたけ・・・とひるみつつ口にしたところ、食べられる!
このしいたけも自家製らしく、新鮮なためか、あのしいたけの匂いが薄いんです!
そして超肉厚!
なんだか別の食べ物をいただいているようです、もちろん良い意味で。


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一番衝撃を受けたのが、この汁物。
お味噌汁ではなく、『滋味深い』という言葉がぴったりの味わい。
あまりの美味しさに、お母さんにお聞きしたところ、これは大豆の汁。
豆乳ではなく、前の晩から浸したお豆を、すりつぶして出汁で伸ばし、ほんのちょっとの白味噌を加えたもの・・・つまり『呉汁』です。
ちなみに大豆も、有機栽培のものを使用。
お豆腐も、この大豆を使い、知り合いの方が作っているそうです。

『呉汁』はお客さんの絶賛を受けて定番化したそうですが、さもありなんです。


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デザートの『わらびもち』は、お母さんの手作り。
こちらもあまりにも美味しくて、作り方を訊ねてしまいました。
わらび粉に豆乳を加えて練っているのだそう。
ここでも大豆関係大活躍です。
さらに黒砂糖を煮詰めて作った、自家製の黒蜜。

季節によって、わらび餅の種類は変わるそうですよ。

さらにコーヒーまでついて大満足。
コーヒーカップはこれまた地元の『草生窯』のものでした。

地産地消を心がけ、出来る限り手作りでマクロビオティック。
ここまで美味しくいただけるとは・・・。
これらを用意するには、相当な手間が掛かっているのが感じられます。

店内はそう大きくなく、1卓1卓にたっぷりとしたスペースが取られているため、席数もそう多くありません。
この日も予約のお客様で、ほぼ満席状態でした。
また、お店の内装などの関係で、お子様はご遠慮下さいとのこと。

お店に興味を持たれた方は、まずは一度、お店にお問合せ下さい。
その際に、空いている時間や予定を確認し、予約をしてからお店に行ってくださいね!!

ご馳走様でした!