2023年3月19日(日)、藤原町立田地区にて『文化庁 地域活用推進事業 立田地区の歴史・文化を伝える会』が開催されました。
文化庁の上記の事業を活用し、立田地区の文化遺産を知り、地域をより好きになってもらおう。そして、地域の絆をより強くして、地域の文化・歴史を次世代につないでいこうという思いで企画されたものです。
これまで令和3年度・4年度の2年間にわたり、文化庁から委託を受けた「株式会社ティーブイエスネクスト」のディレクターとカメラマンらが立田地区を密着取材を続けてきました。
当日は、「伝えていきたい立田の歴史文化」の中から「興越峠」・「古田城址」・「白石工業桑名工場跡」について、令和4年度に地域で行われた「歴史・文化」の催しに参加された3名の方の発表がありました。
「育った地域の歴史を知ることで景色が違って見えてきた。自分にとって大切な場所や愛着を持つ場所が増えることが人生の豊かさのひとつだ。」と発表された方、立田に移住して「語れるような歴史・文化」に出会え、ご近所に住む野遊びの達人たちに誘われ、立田暮らしを満喫している。地域の魅力は住んでみて見つけるものだ」という方など、それぞれの立場で立田地区の魅力をアピールしました。
その後、2年間取材した映像をまとめた「令和3・4年 歳時記」の上映会があり、立田地区での暮らしの中に息づく歴史・文化にまつわる行事などの様子が映し出されました。
総括では、過疎化地域の課題にに取り組む藤原中学3年生の卒業論文の内容に触れ、「過疎化は止められないけども、地域を元気にすることはできる。元気にあいさつをし、地域の行事に積極的に参加することで、地域を元気にしたい。不便な地域だけれども立田が大好きです。」という作文が披露されました。
最後に「2年間の文化庁の事業が地域の宝を掘り起こしてくれた。人づくり 地域づくりの原点であるこれらの宝を次の世代に伝承されていくことが大切だ」と締めくくられました。

※2年間、取材した内容の映像はYoutubeで閲覧できます。
※今回の事業の総仕上げとして、立田地区では「立田歴史回遊」のパンフレットを作成しました。
 紙面上のQRコードからも映像が見られます。

※令和3年度地域文化財総合活用推進事業
 
 

dav