2023年9月23日(土)、いなべ市員弁町「笠田新田」と「大泉新田」の両神明社合同『弁天祭(略祭)』が執行されました。
この3年はコロナ禍で規模縮小での祭典でしたが、今年からコロナ前のスケジュールで執り行われたということです。
江戸時代、五代目桑名藩主 松平定綱公の命のもと、いなべ市内では新田開発が盛んに行なわれ、それに伴って灌漑用水「笠田大溜」が1930年代に完成しました。
その大溜を3回も訪れて下さった定綱公をたたえ、1652年に『弁天祭』が始まったと伝えられています。
『弁天祭』はこの用水を使う笠田新田と大泉新田の両神明社が合同で行われています。

※新田開発の用水不足に伴い、当時は水争いが度々起こったといいます。
1847年「刻限日影石」を建て、石に分水時刻を刻入し、これによって長い間続いた争いがなくなったということです。
写真 新山英洋さん