『M子の地産地消レストラン』2013年4月②

「その地でとれた食材を、その地で食す!」
『神去なあなあ日常』の舞台、美杉町で4月から毎月第2日曜日『美杉むらのわ市場』開催!
その第1回めに潜入し、地産地消グルメとのんびりした空気を満喫してきました!

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突然ですが。
M子の大好きな作家さんの一人『三浦しをん』が書かれた、『神去なあなあ日常』という小説があります。
ひょんなことで、横浜から三重県美杉町に送り込まれ、林業に従事することになった男子の青春成長物語。
これがまあ、とても面白かったため映画化か決まり、今や、舞台である美杉町が脚光を浴びているわけです。
でも意外に知らない人も多いんですよね。
小説も、美杉町の魅力も。
そこで、美杉町の魅力を発信すべく、この4月から毎月第2日曜日に『美杉むらのわ市場』が開催されることに!
ならばきっと、そこには美杉町の美味しいものが結集するに違いない!・・・と、いやしい私は、さっそく車を走らせました。


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前置きが長くなりましたが、『美杉むらのわ市場』。
会場は美杉リゾートの『火の谷ビール工場』前の広場です。

開催時間は10:00~14:00くらい。
10:30頃に到着したところ、こんな感じでゆるゆる始まっていました。


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お目当てのひとつ『イマココ料理 SAKU(朔)』。
料理人の沓沢敬さんのファンは多く、ここのお弁当を目当てに来たお客さんも多いようです。


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野菜の素焼きや、大根の一夜干しの素焼きなどがふんだんに使われています。


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『カレー弁当』1000円。
正式名称を失念しました、申し訳ないです・・・。

先程の焼き野菜に、鹿肉の串焼きが載っています!
ご飯は十穀米かな。
カレー自体は、かなりトマトが入っているようで、甘みと酸味が効いています。


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そこに木の芽がどっさり!
正直、「これってどんな味になるの?」とこわごわ。
意を決して、木の芽とカレーとご飯を一緒にして、一口頬張って・・・ビックリ!!

ものすごい刺激!
初めての味!
新鮮な美味しさ!

木の芽のピリリどころではなくビリビリ!
カレーの甘さが刺激と痺れを思いっきり引き出します!
これは木の芽を引き立てるためのカレーなんですね!

他の野菜も焼くことで旨味が引き出されていて、カレーと共にいただくと美味しさ倍増!
鹿肉の串焼きは、綺麗に臭みだけが消えていて、肉独特の旨味が噛めば噛むほど!

う~ん、これは衝撃のカレー弁当でした。


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そしてもう一店、『きのカフェ』。
こちらは美杉産の無農薬野菜やお米を使い、昔ながらの製法で作られたお醤油やお味噌などを使ったお料理を作っています。
この日はお弁当の他、スコーンなども販売されていました。


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こちらがお弁当『卯月の森ごはん』。
動物性の食材を使わない、いわゆるマクロビオティック。
いやいや、昔から土地で食べていたもの、という素朴さです。
ご飯は白山町産無農薬コシヒカリを使用。
混ぜ込んであるのは『野カンゾウ』かな。


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大根と人参のフライは、なんと10日間かけて下ごしらえされているそう。
その下ごしらえ部分を行なっているのは、この日も出店されていた『坂本屋』の坂本幸さん。
坂本さんは、干し野菜を作ったり、野草茶を作ったり、また料理教室を開催したりと、美杉町では知る人ぞ知る存在。
以前こちらの『トマトみそ』を購入したところ、あまりの美味しさにビックリしました!

おっと、話がそれましたね。


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高野豆腐や人参、しいたけなどの煮物。
素材の味重視の薄味でございました。
この他にも、こごみや水菜、わらび、山ぶき・・・などなど、この地で採れる山菜がところ狭しと。
それにしても、食べているだけで、身体の中の毒素が抜けていきそうな味わいでした。


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会場となっている『火の谷ビール工場』からは、『火の谷石窯パン工房』が出店!
以前から一度食べてみたいと、ずっと気になっていたのですよ。
しかし営業時間や購入方法がわからず、悶々としていたのです。
ようやく判明したのは、ここのパンは週2回の予約制。
焼き上げの日は、毎週水曜日と土曜日だそう。
この日はイベントのため、出店していたんですね。
ラッキー!
詳しい情報はこちらをどうぞ!

http://www.misugi.com/web/index.html(火の谷温泉 美杉リゾート)
http://hinotani.thebase.in/(通信販売)


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石窯パン3種!
左から『ライ麦パン』『ビアモルトパン』『米粉パン』。
ここのパンは、ビール酵母をもとに、三重県産の小麦と尾鷲の海洋深層水塩などを使用。
つまり、すべて三重県産なんです。
どれも食べたい・・・しかし、どれも大きく、お値段も1個1000円と、けっこう冒険。
「一番モチっとしているのを下さい!」
とお尋ねしたところ、『米粉パン』がオススメとのことで、思い切って購入。
米粉は、地元一志米を使っているそうです。


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さらに石窯を使ってのピザも販売!
ものの数十秒で焼きあがるピザは、皮パリッパリ。
生地には全粒粉が入っていて、風味豊かです!


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食べ物中心で思いっきり紹介しましたが、この日は、わら細工や木工や洋服屋さん、そして音楽。
みなさん、ゆる~く食べて、手拍子をして、楽しんでいらっしゃいました。
こういう『市場』もいいですね!

ちなみにこの日の出店者は、
●料理教室・坂本幸さん
●きのカフェ(飲食)
●火の谷ビール工場(飲食+物販)
●火の谷石窯パン工房(飲食+物販)
●百姓 池田家(飲食+物販)
●朔(飲食)
●大吉&三波(物販+飲食)
●坂本屋(物販)
●グリーンツーリズム美杉の風 農家民宿「なかや」(物販+ワークショップ)
●木工工房 丸井堂(物販+ワークショップ)
●不詳不滅(物販)
●ワラ細工(ワークショップ)
●森のトットコ(ノルディックウォーキング)
●NPO法人もりずむ(物販+ワークショップ)
●オフィス・ロイ(物販)
●KINAKOYA+桃栗屋(物販+ワークショップ)
●菅尾製茶(物販)
です。
※『美杉 むらのわ市』Blogより転載させていただきました。

おまけ


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こちらが購入した米粉パン。
重くてみっしりしています!

軽く電子レンジで温めてから、トースターで焼くと、表面ザクザクの中もっちり!
粉の味が強く、やや酸味があり、発酵バタとハムを載っけていただくと、病みつきになりそうでした!
最近、三重県内にも美味しいパン屋さんが増えて、嬉しい悲鳴をあげちゃいそうです。

ご馳走様でした(*^^*)

次回開催は、5月12日ですよ!