孫太郎オートキャンプ海岸の磐倉神社は、
紀北町の電話帳1ページを埋めるくらいある「石倉」姓発祥の地です。
戦乱を遁れてこの地を終の棲家と定めた石倉三左衛門は俳句に秀で、
俳号である石倉一入子の名で知られています。
「神社」でありながら、寺も併拝する「神仏習合」の形を今も残すこの旧跡では、
毎年1月14日の例祭に顕彰句会が開かれ、先人の遺徳を偲びます。
「寺」には大日如来が祀られ、「神社」のご神体である鏡は、台風により一時流失したものの奇跡的に浜辺に現れ、今は石倉本家に大切に保管されています。
句碑には「臨済の 喝の一声 ほととぎす」と認められています。


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