三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」2010年6月20日放送

美しい錦の海に、海開きイベントがないなんて・・・!
ふるさとのために立ち上がった6人のお母さんたちに、地域の人も協力し、イベントを開催しました!

大紀町錦。
釣り人にも人気の漁師町ですが、港を抜けた奥には南国リゾート『トロピカルガーデン』が広がっています。
まるで南の島のような風景に、レストランやプールもあって設備は充実。
そんな錦から、トロピカルな元気さんをご紹介します!

『ISOMON6(イソモン・シックス)』のお母さんたちと、代表の西村元美さん。
錦のお母さん6人が、地元に元気とやる気を起こそうと立ち上がったグループです。
「いそもん」とは、磯に生きる生き物の総称。
自分たちも海辺で暮らしているのだから・・・と、この名を付けたそうです。
もともとは、よさこいソーラン踊りのグループでしたが、踊りのイベントで各地を訪れるうち、「逆に呼ぶことでイベントに繋がるのでは・・・」と、思いついたのだとか。

主な活動は、錦向井ヶ浜遊パークの海開きイベント『いそもんフェスタ』の開催。

西村さん「せっかくこんなに綺麗な海なのに、海開きに何もしないなんてもったいない!」

というわけで、一昨年から、地域の婦人会や自治会、商工観光課、錦地区祭実行委員会の協力を得て、『いそもんフェスタ』のさまざまな企画をしています。

そのひとつが『よさこいソーラン踊り』。
地元の子どもたちのチーム『ランブ・キッズ』を含め、なんと昨年は12チームが参加したとか!
『ISOMON6』もよさこいソーランのグループですが、『いそもんフェスタ』では、裏方に徹するそうです(笑)

地元婦人会の皆さんによって作られた『へんば焼き』。
黒砂糖に白砂糖、小麦粉に塩少々を混ぜてホットケーキのように焼いたお菓子です。

錦地区には、地元・浅間神社の「浅間(せんげん)さん」という行事があり、海開きの要素も含まれているそう。
「浅間さんをして、へんば焼きを食べないと、海に入ったらいけない」との言い伝えがあり、『へんば焼き』は欠かせないものだとか。

他にも地元で採れた天草から作ったところてんやコーヒー寒天も提供。
日焼けしてほてった体を、冷たく癒してくれる自然系デザートです。

目玉イベントは、釣りイカダの送迎船での湾内クルージング!
大紀町漁業活性化推進協議会のみなさんの協力によって実現しました。

他にも屋台の出店や、海でのゲームなど、楽しい企画をたくさん用意しました!

海開きイベントを盛り上げたい・・・。
ひとりでも多くの人に錦に来てもらい、ゲンキなふるさとにしていきたい・・・。
そんな『ISOMON6』のお母さんたちの思いを受け、地域のたくさんの人たちが心をひとつにし、『いそもんフェスタ』の大きな盛り上がりを生み出したのです!