講演会「熊野修験~女性山伏の世界~」

■開催日時

令和6年2月18日(日)

午後1時30分~午後3時(12時30分から受付)※記念法要は午後1時20分から

■開催場所

映像ホール
参加料・入場料 入場無料

■内容

 日本古来の山岳信仰に神道や大陸から渡来した仏教、道教などが融合し独自の宗教として確立していったのが修験道です。その開祖とされる役行者が修験道の本尊である金剛蔵王大権現を感得した場所が大峯山と伝えられており、本堂のある山上ヶ岳は今なお女人禁制の区域です。大峯山は修験道の根本道場として1300年以上の歴史を刻み、今も多くの修験者が山に入り厳しい修行を実践しています。
 いくつかある宗派の中で、那智山を拠点として実践修行をする団体が熊野修験です。主に那智の滝をはじめとする大小48の滝を巡る四十八滝回峰行や、標高千数百m級の急峻な山々が連なる大峰山脈で山林抖擻を行う奥駈という修行などを実践しています。山に入って修行をする修験者のことを山伏と呼びます。
 男性が中心の修験道の世界において、数少ない女性山伏として紀伊山地の深い山中で山岳修行を実践する女性、成田瀧英氏が熊野修験の魅力について語ります。一人の山伏との運命的な出会いから6年、願い続けた那智山への移住が実現したとき、熊野修験の根本道場である行者堂が150年ぶりに再建されました。自身を取り巻く様々な出来事を振り返り、熊野との運命的なつながりを紐解いていきます。
 会場には、20年以上にわたり熊野修験の修行に同行し、山伏の姿を追い続けてきた写真家森武史氏の作品を展示します。また、講演前には熊野修験による記念法要(約10分間)を予定しています。

【スケジュール(予定)】
  12:30 受付
  13:20 熊野修験による記念法要
  13:30 講演
  14:10 休憩
  14:15 講演
  14:50 質疑応答
  15:00 終了・アンケート回収

■その他

定員 80名(要申込・先着順)
募集受付期間 令和6年1月6日(土)~2月17日(土)午後5時まで
講師 成田瀧英氏(熊野修験先達)
主催 三重県立熊野古道センター  協力:那智山青岸渡寺、森武史氏
対象 一般
備考欄 開演10分前に熊野修験による記念法要を行う予定です。参加をご希望の方は、お席に着いてお待ちください。